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濃厚接触者としてPCR検査 妻の家庭内隔離 当事者になって分かった「当たり前の感染対策の大切さ」

鹿行地域PCR検査センターで行われた検体採取のリハーサルの様子=茨城県鹿嶋市の県立カシマスタジアム(同県提供、写真と本文は直接関係はありません)
鹿行地域PCR検査センターで行われた検体採取のリハーサルの様子=茨城県鹿嶋市の県立カシマスタジアム(同県提供、写真と本文は直接関係はありません)

 新型コロナウイルスの感染がますます拡大し、クラスター(感染者集団)や経路不明の感染が増加傾向にある。家庭内感染も注目される中、11月に妻が感染し入院したという男性が取材に応じ、濃厚接触者としてPCR検査を受け、退院した妻も家庭内で隔離しなければならなかった辛い日々を語った。(谷島英里子)

PCR検査の不安

 男性は茨城県南在住の会社員で、妻と高校生の息子との3人暮らし。妻は入院前の2日間ほど、38~39度台の熱があり、せきや節々の痛みを訴えていた。しかし、発熱の直前にインフルエンザの予防接種を受けており、新型コロナに感染したとは考えていなかった。

 ところが、妻の職場で新型コロナの陽性患者が確認され、妻もPCR検査を受け陽性と判明。男性と息子は妻の濃厚接触者と認定され、翌日、病院で鼻からのPCR検査を受けた。

 息子を助手席に乗せ病院へ向かう車中、男性は「自分が陽性で息子が陰性だったら、誰が息子の面倒を見るのだろう」と不安でいっぱいだった。息子は以前に高校で唾液によるPCR検査を受けたことがあり、「前回は唾液で今回は鼻から。どっちも経験するってある意味すごいね」と、緊張を隠すかのように努めて明るく振る舞っていたという。

 病院前では「検査」とだけ書かれた看板が目に入った。「車で通過する人にはには何の検査か分からない。病院側の配慮だろう」と男性は感じた。車で検査場まで行き、両方の鼻の穴に検体採取の棒を突っ込まれ「喉の奥までぐりぐりされ、非常に苦しかった」。

 自宅に戻り、保健所から結果を知らせる電話を待つが、気がかりで何も手につかなかった。

 「2人とも陰性です」。保健所からの電話に全身の力が抜けた。「ありがとうございます、ありがとうございます」。男性は安堵(あんど)のあまり、思わず声がうわずってしまったという。

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