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社長の娘が「うまいでがんす」と奮闘する万能ソウルフード

「がんす娘。」の三宅結花さん。イラストのキャラクターも本人作だ(三宅さん提供)
「がんす娘。」の三宅結花さん。イラストのキャラクターも本人作だ(三宅さん提供)
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 広島県の一部地域でソウルフードとして親しまれている「がんす」という食べ物がある。カマボコのような白身魚のすり身にパン粉につけ、油で揚げた練り物。野菜の味わいや食感が心地よく、地元ではおでんの具材としても使われるおなじみの味だという。県内のメーカーでは、社長の娘が「がんす娘。」として登場し、“リアルゆるキャラ”として全国に魅力を発信している。

 がんすは、広島の古い方言「~がんす(~でございます)」が由来といわれている。戦後の混乱期に同県呉市広地区でよく食べられていたといわれる。現在でも地区内で秋祭りが行われた際にはおでんの具材として食べられるなど、地域にとってはおなじみの味として親しまれている。

 地元のカマボコ製造販売業「三宅水産」が手がけるがんすは、すり身にトウガラシを練りこみ、みじん切りにしたタマネギをふんだんに使用。同社の看板商品になっている。「かつてはカマボコが主力商品でしたが、まったく売れなくなってしまった。そこで、がんすを主力商品にしました。現在では売り上げの半分以上を占めるまでになっています」と話すのは、「がんす娘。」こと、三宅清登社長(67)の娘、結花さん(37)だ。

 約15年前、近所のスーパーの即売会で販売員を務めることになった際、清登社長から「がんす娘。になれ」といわれた結花さん。当初は、頭に三角巾をつけて白衣にエプロン姿で接客していた。だが「360度どこから見ても気になる存在になりたい」と考え、コック帽に「がんす娘。」と大書きされたインパクトのある姿になった。

 新型コロナウイルスの影響で最近はイベント出演もままならないが、がんすを使ったアレンジ料理をSNSで発信している。

 「がんすは万能なおかず。弁当に入れてもいいし、おつまみにもなる。焼いてもおいしいし、甘めのダシで炊いてもおいしい」と結花さん。

 そのまま食べてもおいしいが、焼くとトウガラシの風味が増す。炊いたものはトウガラシがダシに染み出し、シャキシャキとしたタマネギの食感も残っている。パンに挟んだ「がんすバーガー」も食べやすい。

 「呉市広地区ではソウルフードだが、県内全体での知名度はまだまだ」と結花さん。地道なPR活動を続け、広島市の繁華街にある居酒屋で食材として使用されたり、スーパー、土産物店で陳列されたりしているが、「広島名物になることが目標です」と意気込んでいる。

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