PR

ニュース プレミアム

【ビジネス解読】米中対立で漁夫の利 経済一人勝ちのベトナムに米国が圧力

 同じ東南アジアでは、日本企業が長年にわたり存在感を示してきたタイで、18年と19年は投資国のトップが日本だったが、今年1~9月では中国が1位となり日本は2位に後退した。

 米中摩擦に加え、新型コロナで露呈したサプライチェーン(供給網)の脆弱(ぜいじゃく)を補うため、中国企業も東南アジアでの生産・供給体制の構築を進めているが、ジェトロの北嶋誠士氏は「中国は企業数も日本と比べ圧倒的に多く、東南アジアに染み出した程度の企業進出でもベトナムにとってはインパクトが大きい」と指摘する。

 菅義偉(すが・よしひで)首相は就任後初の外遊先にベトナムを選び、10月19日にフック首相と会談し、日本からの短期出張者の優先往来などで合意した。日本とベトナムは、共に参加する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で、米国離脱後も踏みとどまって妥結に持ち込んだ仲でもある。次期バイデン政権を「自由で開かれたインド太平洋」につなぎ止め、ベトナムをはじめとした東南アジア諸国と足並みをそろえて中国に海洋進出の自制を求められるかが、日本の浮沈を左右する。(経済本部 吉村英輝)

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ