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増え続ける処理水 設置進む最後のタンク 東電福島第1原発

化学プラントのようなALPSの内部=東電福島第1原発(芹沢伸生撮影)
化学プラントのようなALPSの内部=東電福島第1原発(芹沢伸生撮影)
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 今、原発構内は放射線量が下がり、96%が一般作業服で入れる「G(グリーン)ゾーン」になったが、ALPS内部は「Y(イエロー)ゾーン」。施設に入る際は防護服を着て全面マスクをつけ、靴下と手袋は3重にした。

 薄暗い内部は複雑な装置やパイプなどが並び、化学プラントのよう。照明を浴び鈍く光る設備の回りに、厳重な装備の人が並ぶと異様な雰囲気だ。「通常、原発にはない施設」。同行したスタッフの説明を聞き、深刻な事故が起きたことを改めて実感した。

トリチウム

 ALPSでは吸着材が入った吸着塔に汚染水を通し放射性物質を除去し処理水となる。しかし、トリチウムだけは残る。

 資源エネルギー庁などはトリチウムについて、自然界に存在し放射線も極めて弱いことなどから、被ばくの心配はほとんどないと説明している。トリチウムは日本を含む世界各国の原発などで、基準の濃度以下に希釈し排出されており、福島第1原発でも事故前から放出されていた。

 処理水は無色透明で一見、普通の水。処理水の容器に線量計を近づけると、0・12マイクロシーベルトを差した。同じように市販品の浴用ラジウムボールが入った容器に近付けると、約14倍の1・67マイクロシーベルトだった。

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