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【近ごろ都に流行るもの】海外で“日本ロス消費” 和の味やアニメ、外国人が越境ECでお取り寄せ

越境ECが好調な「エヴァンゲリオンストア」の神村典子さん(右)と綾子さん。多彩なグッズを前に(撮影のためマスクを外しています)=東京都杉並区(重松明子撮影)
越境ECが好調な「エヴァンゲリオンストア」の神村典子さん(右)と綾子さん。多彩なグッズを前に(撮影のためマスクを外しています)=東京都杉並区(重松明子撮影)
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 昨年、過去最多の3188万人超が訪れたインバウンド(訪日外国人客)がコロナ禍で消えた。でも、つながりまで消えたわけではない。来日したくてもできない外国人が、日本の食やグッズを取り寄せて楽しむ“日本ロス消費”が生まれている。そんな新需要に多言語対応や海外配送を代行する「越境EC(電子商取引)」を活用、海を越えた“日本びいき”にリーチする企業や自治体が増えている。(重松明子)

 《She’s my forever(彼女=アスカ=は私の永遠)》

 日本を代表するアニメ「エヴァンゲリオン」に、海外から熱いメッセージが届く「エヴァンゲリオンストア」のECサイトには、登場キャラクターへの“愛”をつづった海外のファンからの熱烈なツイートが寄せられている。

 展開するグラウンドワークス(東京都杉並区)では、越境ECの注文件数がコロナ前の2・3倍に伸びている(今年5~11月と前年同時期を比較)。

 東京・池袋など日本国内にある実店舗はコロナ以前、インバウンドでにぎわい、昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)期間中などは、売り上げの過半数を外国人がたたき出した。

 「それがコロナ禍でゼロになったのは大きな痛手。しかし、世界的な『ステイホーム』により過去のアニメ配信を見た方など、新たなファンも獲得でき、越境EC利用につながった」と販売統括の神村典子さん(58)。

 「エヴァ」は今年で25周年だが、海外顧客の約半数を30代が占め、次が20代と若い。男女比は3:1。香港では文具、米国ではフィギュアのほかTシャツなどの衣類が良く売れるという。人気キャラクター「綾波レイ」の50万円以上もするフィギュアを購入したスペインの男性もいたそうだ。

 「日本のモノづくりに対する信頼感。正式許諾品のみ扱う公式ストアであることが、海外からも支持されている」と広報担当の神村綾子さん(34)。常時5000点以上を扱い新商品や限定品が次々と入れ替わる。延期されていた最新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」日本公開が来年1月23日に決まり、海外ファンとの交流拡充のため、11月末には英語でのツイッターと、中国語でのウェイボー(微博)発信も始めた。

 同店が利用する越境EC「Buyee」を展開するBEENOSグループが取り扱った、日本発・海外向けの年間流通総額は、今年度9月期決算で前年度の200億円から1・2倍超の245億円になった。

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