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呼吸法も変えて…武道・格闘技の「新しい鍛錬様式」

マスクを着けたボクシングのパンチ練習=和歌山市の「ワカヤマエコボクシングジム」
マスクを着けたボクシングのパンチ練習=和歌山市の「ワカヤマエコボクシングジム」
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 「3密」(密閉・密集・密接)の回避が大原則の新型コロナウイルス対策。ボクシング、テコンドーなど接触が避けられない格闘技や武道の世界でも、3密を避ける方法を工夫しながら徐々に練習を再開させている。道具の消毒や練習中のマスク着用に加え、飛沫(ひまつ)を飛ばさないよう従来の呼吸法の改善にも取り組む。「やれることをやるしかない」。感染防止と鍛錬の両立を目指し、関係者の模索は続く。

(藤崎真生)

ボクシングジムでは

 「ズバン、ズバン」。練習中のボクシングジム内から、ハンドミットにパンチを打ち込む鋭い音が響いていた。和歌山市元寺町の「ワカヤマエコボクシングジム」。約20年の歴史があり、会員は約50人。年代も園児から60代までと幅広い。

 オーナーの田村英基さん(44)は感染防止のためマスクを着用し、練習生が次々と繰り出すパンチの受け手を務めている。

 コロナ禍の影響は大きかった。ジムにはインターハイ(高校総体)出場が決まっていた高校生3人が所属するが、インターハイ自体が中止となった。今は普通の試合を行うことも難しいが、それでもジムは感染防止策を徹底し、地道に練習を再開している。

 頻繁に利用する練習生は事前に検温し、37度以上あれば休んでもらう。社会人の練習生は仕事で県外に出る場合もあるが、戻ってから1週間は練習を自粛してもらっている。

 ジムでは、グローブやサンドバッグなどの道具類は消毒を徹底。サンドバッグも使用後は、田村さんや練習生らがアルコールで丁寧に拭き取る。

 換気のためジムの窓は開けているが、マスクを着用してパンチの受け手を務めると、かなり暑くなる。その中で田村さんは「今は一日も早いコロナ禍の収束を願う。掃除や消毒は手間もかかるが、今はやれることをやっていくしかない」と力を込める。

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