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実は超エリートだった逃走警察犬、激励殺到で只今再訓練中

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警察犬「クレバ号」(兵庫県警提供)
警察犬「クレバ号」(兵庫県警提供)
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 血統書に記された正式名を「クレバ・フォム・フンデ・シューレ」という。格調高き名前を持つ2歳の雄のシェパードは10月、兵庫県内の山中で行方不明者を捜索中、なぜか突然逃げ出した警察犬として、一躍「時の犬」になってしまった。現在施設で再訓練中のクレバ号だが、前代未聞の失態にもかかわらず、兵庫県警には激励の声が殺到。成績は折り紙つきだったという“傷ついたエリート犬”の再起はかなうか。(林信登)

リードつけたまま…

 クレバ号の名が全国に知れ渡ったのは10月25日のことだった。同県福崎町の七種山(なぐさやま、683メートル)で行方不明になった女性を捜索するため、クレバ号は午前11時半ごろ、同山に分け入った。約1時間半後、別の警察犬1頭が女性を発見したため、山を下ろうとしたその時、突如としてクレバ号が走り出した。リードをつけたまま、林の中へと消えていってしまったのだ。

 生来、クレバ号は「おとなしい性格」(県警幹部)というが、そこは体長約120センチ、体重約30キロの大型犬。かみつく力も人間とは比較にならない。

 逃走現場から約2キロ離れたところには集落があったこともあり、県警は制御不能となったクレバ号を危険視し、住民へ注意喚起するとともにヘリコプターも投入して大がかりな捜索に乗り出した。

 奈良で生まれたクレバ号は一時、七種山に近い兵庫県姫路市夢前町の訓練所に預けられていたことがあるというが、それが今回の出来事と関係しているのかどうかは分からない。

 クレバ号が見つかったのは逃走から40時間以上が過ぎた10月27日午前9時40分ごろ。逃走場所から約100メートル離れた山中でリードが木に絡まって動けない状態だった。逃走期間中は飲まず食わずだったとみられ、警察官が魚肉ソーセージやパンを与えると、ようやく落ち着いた様子を見せたという。

 クレバ号の逃走は、所管する県警鑑識課が「警察犬の逸走」事案として公表。ニュースで報じられると、

 《犬も仕事をストライキする時代》

 《警察犬の捜索にも警察犬が投入されるのかな》

 《野生の血が騒いだ?》

などネットを中心に話題をさらった。

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