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恐怖とエロス…日本の多様性を物語る作品群 「奇想の国の麗人たち」東京・弥生美術館

 現代ではLGBT(性的少数者)が認知されているが、ボーイズラブはいまに始まったことではない。僧侶と稚児(ちご)の恋愛物語は「稚児物語」として、中世の御伽草子などに残っている。成立年は定かではないが「秋夜長物語(あきのよながものがたり)」がその最初の作品とされている。

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 大正から昭和初期、抒情的な絵で人気画家となった高畠華宵(たかばたけ・かしょう)(1888~1966年)は「秋夜長物語」を題材にした絵を残している。美少年を繊細なタッチで甘美でロマンチックに描き出している。

 「稚児は観音様の化身とされ、稚児と交わることは徳の高い行為だった」と同館の中村圭子学芸員。

 稚児の美しさの奥には深淵な世界が広がっているようだ。文学を知り、幻想的な絵画を鑑賞することで、奇想の国の奥深さが見えてくる。

 「大人が知的に遊べるのではないでしょうか」と中村学芸員は話している。

 来年1月31日まで(年末年始、月曜休)、弥生美術館で開催中。一般1000円。休館日などの問い合わせは同館03・3812・0012。

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