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【サッカー通信】J1川崎の中村憲剛、神がかったラストイヤー 今季限り引退「これ以上は罰あたる」

【川崎-清水】後半、チーム4点目となるゴールを決める川崎の中村憲剛=8月29日、等々力陸上競技場(蔵賢斗撮影)
【川崎-清水】後半、チーム4点目となるゴールを決める川崎の中村憲剛=8月29日、等々力陸上競技場(蔵賢斗撮影)
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 今季限りでの引退を表明したサッカーJ1川崎の元日本代表MF中村憲剛(40)が、神がかったようなラストイヤーを送っている。昨年11月に負った選手生命を脅かす大けがを克服して復帰した8月の試合でゴールを決め、翌日に引退会見を控えていた10月31日のバースデーゲームでも決勝点をマーク。「創作した物語のようで、これ以上を望んだら罰が当たる」と自身も驚く夢のようなシーズンの結末には、どんなドラマが待っていてもおかしくはない。

 ピッチに戻れただけでも幸運といえる大けがだった。苦痛に顔をゆがめたのは、39歳の誕生日を迎えてから最初の試合となった昨年11月2日の広島戦。左ひざ前十字靱帯(じんたい)を損傷し、すでに2020年限りでの引退を決意していたこともあって「(完全復活は)難しいだろうなと思っていた」と振り返る。

 しかし、このままピッチに別れを告げるわけにはいかなかった。「ただ戻るだけではなく、チームの勝利に貢献して『中村憲剛、やるじゃん。すげぇ』と思ってもらえるまで戻したかった」。そう誓って苦しいリハビリに取り組んだ大ベテランの壁となって立ちはだかったのは、皮肉にもリーグ戦で首位を独走する好調なチームだった。

 「僕がいなくても十分に戦えることを結果で示していて頼もしかった」とチームメートの奮闘を喜びつつ、「戻るためのハードルは高かった。プロとして一番高いハードルだった」と重圧も感じていた。相手は1993年に産声を上げたJリーグ史上最強の称号を得るようなチーム。出場機会をもぎ取るのも容易ではなかったが、ひるむことなく前へ進み続けた。

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