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クマ捕獲にICT活用 やぶ払いに匂い対策も 

ICTを活用したクマ捕獲用おり。手前にあるのがセンサー、カメラなどが入ったボックス=新潟県関川村(NTT東日本新潟支店提供)
ICTを活用したクマ捕獲用おり。手前にあるのがセンサー、カメラなどが入ったボックス=新潟県関川村(NTT東日本新潟支店提供)
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 全国でクマの出没と人身被害が相次ぐ中、各地でさまざまなクマ対策が取られている。新潟県ではICT(情報通信技術)を活用した捕獲システムを実験的に導入し、クマの移動経路となる河川敷のやぶ払いを進めている。冬眠前のクマはエサ確保に向けて“もう一仕事”する可能性があり、全国各地で危険感を強めている。(本田賢一、根本和哉)

遭遇リスク低減

 環境省によると、今年4~9月のクマの出没件数は全国で1万3670件。公表している平成28年度以降の同時期で最多だ。人身被害は4月~10月に23道府県で発生した。10月に入り新潟、秋田両県でクマに襲われ計2人が死亡したほか、石川県加賀市では商業施設にクマが侵入、射殺される事案も起きている。

 クマの捕獲が課題となる中、死亡事案が発生した新潟県関川村では1日から、NTT東日本とタッグを組み、ICTを活用したクマ捕獲システムを1カ月間の予定で実験的に導入した。捕獲用のおりにクマが捕らえられると、おりの画像をメールで同村役場や地元猟友会メンバーに自動送信する仕組みだ。

 従来はクマが捕らえられているかどうか分からず、クマと遭遇するリスクを負いながら定期的におりの見回りに行かねばならなかった。「地元猟友会の方々の高齢化が進み、見回り作業が負担になっていた。ICTの活用で、かかった時だけ行ってもらうことができる」と同社新潟支店企画総務部の川辺信一企画担当課長は説明する。

 おりに子グマがかかっていた場合、近くに親グマがいて襲われる可能性もあったが「画像を見れば子グマかどうかわかるので、リスクを軽減できる」というメリットも大きい。

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