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JAXA認証で宇宙へ飛んだ「ちりめん山椒」は小豆島産

宇宙日本食の「ちりめん山椒」を瓶詰めにしたJAXA認証品(宝食品提供)
宇宙日本食の「ちりめん山椒」を瓶詰めにしたJAXA認証品(宝食品提供)
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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が認証する宇宙日本食に選ばれた“ごはんのお供”を製造する食品製造会社「宝食品」(香川県小豆島町)が、宇宙食のレプリカ版の「ちりめん山椒(さんしょう)」を発売した。宇宙飛行士の野口聡一さん(55)が搭乗する米スペースX社の新型宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げを記念したもので、「国際宇宙ステーション(ISS)で提供される物と同じ味」とPRする。

しょうゆづくりが盛んな島

 瀬戸内海に浮かぶ小豆島の玄関口の一つ、土庄(とのしょう)港からバスに揺られること約45分。しょうゆやつくだ煮をつくる工場などが集まる「醤(ひしお)の郷(さと)」の一角に、昭和23年創業の宝食品はある。

 古い建物を改修した同社のミュージアムでは、JAXAに納めた宇宙日本食とまったく同じちりめん山椒を展示。パッケージの裏には、服にくっつけるために使うという接着テープが付いていた。

 定番商品のちりめん山椒は、瀬戸内産のちりめんじゃこと国産のサンショウをしょうゆや砂糖などで炊き上げたつくだ煮。本来はぱらっとした形状だが、真空処理された宇宙日本食は、塊になっていて食べやすいのが特徴という。

 宇宙日本食は24社・団体の45品目(9月現在)が認定されており、日清食品ホールディングスやハウス食品、大塚製薬といった大手の製造元が目立つ。宝食品が認証されたのは、今年3月13日。常務の三澤省一さんは「小さな島の中小企業でも、つくだ煮で認証を得られた」と胸を張る。

豊富なカルシウム

 宇宙飛行士の健康維持だけでなく、リフレッシュにもつながる宇宙食。米国とロシア製が主流だったが、日本人宇宙飛行士が増えるにつれ、日本の味を楽しんでもらおうと宇宙日本食の認証が進められてきた。

 同社で開発に着手したのは8年前。愛媛県で開かれた説明会に幹部が出席したのがきっかけだった。同社が手がけるつくだ煮の中でも、カルシウムが豊富なちりめん山椒は宇宙食としての可能性を秘めていた。宇宙で長期間過ごすと、筋力が低下し、骨が弱くなるため、カルシウムを補う食品が必要とされるからだ。

 1次審査では、製法や製造設備に関する大量の書類をJAXAに提出。求められる資料は、ちりめんを選別する設備のメーカー名や品番など細部にわたり、三澤さんは「膨大な書類を何度も作り直し、断念しそうになった」と打ち明ける。

宇宙で日本食ブームを

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