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「裏技」続々…Go Toイート狂騒曲 予約は大幅増、メリット享受できない店も

 農林水産省のGoToEatキャンペーン準備室によると、予約サイト側に来店後の決済状況を把握する仕組みがないため、こうしたポイント制度になったという。同省担当者は「早期の需要喚起が目的で、既存のシステムを活用するのが前提だった」と説明する。

 ポイント以下の飲食をすることで差額を得る「錬金術」も一時話題になったが、こちらは予約サイト側が、ポイントが付与される飲食代金はポイント以上とするとルールを変更したことで、できなくなった。

効果は明暗

 ただ、「イート」自体に客足を戻す効果があったことは明らかだ。

 国内の飲食店6000店舗以上に予約顧客管理システムを提供する「テーブルチェック」(東京)によると、1店舗あたりの1日の平均来店人数は、9月は35・4人と前年同月の6割程度だったが、「イート」開始後の10月には43・1人と77・7%まで回復。11月も8日時点で48・5人で79・1%となっている。

 テーブルチェックによると、主要4サイトの1店舗あたり予約件数は9~10月に2~3倍となった。ただ、キャンセル数も増加。都内のすし店ではこの1カ月で7件ほど無断キャンセルがあったといい、店の関係者は「イートには大変助けられているが、カード情報を登録しないと予約できないなど、無断キャンセルを抑える仕組みも導入してほしい」と注文をつける。

 予約サイトは、来店客数に応じて200円程度の手数料を取るところも多く、サイトを通じた予約を受け付けていない「街の定食屋」のような小規模店舗にとっては、メリットは享受できていない。

 東京都中央区の「亀印食堂」も、そんな店の一つだ。女性店主は「定食屋を予約する人はいない。特に夜に来るのは会社帰りの一人客くらい。もうだめよ」と、力なく話した。

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