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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈797〉コロナ感染拡大、「留意すべき死者数」

新型コロナウイルスの感染拡大はいつまで続くのか。写真は今年4月3日、新宿駅に向かうマスク姿のサラリーマンらの風景(川口良介撮影)
新型コロナウイルスの感染拡大はいつまで続くのか。写真は今年4月3日、新宿駅に向かうマスク姿のサラリーマンらの風景(川口良介撮影)

 急に寒くなったせいか、日本各地で感染者が急増。「新型コロナ第3波」「今日の感染者××人」と新聞やテレビが報じている最中に、『週刊新潮』(11月19日号)は左柱で「『コロナ感染拡大』はそんなに問題なのか」。

 勇気ある報道だ。

 留意すべきは死者数だ、と。

 〈11月になってからの死者数は、1日から9日まで1日平均7人である。たとえば昨年1月、インフルエンザによる死者数は1日平均54人(中略)つまり新型コロナによる死者数がいまの10倍に増えたとしても、それはある意味、例年経験している事態なのだ。〉

 食の安全・安心財団の唐木英明理事長(東大名誉教授)はこう訴える。

 〈「このままでは感染者数は欧米の100分の1のままでも、ロックダウンや外出自粛になりかねない。(中略)原因は政治家のポピュリズムです。感染者が増えると政治家は非難され、一方、厳しくするほど人気が上がるという妙なことになっていますから」〉

 小池百合子都知事に、ぜひ読んでもらいたい特集だ。

 その小池都知事については『新潮』、ワイド特集の1本で「『吉村知事』とは違う『小池知事』ちゃっかり満額退職金」。

 4年前の就任直後、小池知事、“身を切る改革”と言って〈自らの報酬を月約146万円から73万円に減額〉した。

 ところが8月21日に1期目の退職金3494万4000円を黙って受け取っていた。まさに「ちゃっかり」。

 ちなみに〈吉村知事が大阪市長を退任した際も退職金はゼロ〉〈安倍晋三前総理でさえ、退職金は900万円足らず〉だそうだ。

 『週刊文春』(11月19日号)では「『菅首相は裸の王様』学術会議“失敗の本質”」。

 〈「菅義偉首相は、対応を誤ったと言わざるを得ません」(政治部デスク)〉

 対応を誤ったのはヤブをつついて蛇を出した学術会議の方だろう。

 それにしても『週刊朝日』『サンデー毎日』、毎号、中身が薄い。アイドルの表紙だけで売っているというのも情けない。

(月刊『Hanada』編集長)

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