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年商6億円超を誇るシルバー人材センターのいぶし銀

街路樹の剪定作業をする門真市シルバー人材センターの会員=大阪府門真市
街路樹の剪定作業をする門真市シルバー人材センターの会員=大阪府門真市
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 60歳以上の人たちに働く場を提供する「シルバー人材センター」。定年引き上げなどで全国的に入会率が下がっている中、大阪府の門真市シルバー人材センターは年々会員数を増やし、人口12万人の都市としては破格の年商6億8千万円を誇る。昭和の若い労働力は「金の卵」と例えられたが、令和のシルバー世代は「銀の卵」として渋く光り輝いている。(守田順一)

月に20万~30万円稼ぐ人も

 11月上旬、門真市内の府営住宅で樹木の剪定(せんてい)が行われていた。作業服姿の男性たちは門真市シルバー人材センターの会員だ。チェーンソーを巧みに扱う男性は「機材をさわったのは前の仕事をリタイアしてから。8年になります」と言って汗をぬぐった。低木の剪定や草刈りは季節限定ながら、シルバーの業務としては高給で、月に20万~30万円を稼ぐ人もいる。

 同センターによると、現在の会員数は約1750人。昨年度の契約金額は受託事業が約4億1千万円、法改正により業務の幅が広がった派遣事業は全国トップクラスの約2億7千万円で、計約6億8千万円にも上る。民間からの受注が約8割を占めるのも特徴で、「門真モデル」を参考にしようと全国から視察団が訪れるようになった。

 センターの和多幸司朗事務局長(62)は「社会と接点を持ちながら、収入という形で評価されることは大きな生きがいになる。会員たちの活躍が新たな入会やセンターのPRにもつながっている」という。

 清掃ボランティアや祭りの運営、喫茶店営業といった自主事業も数多い。数年前から栽培に取り組む伝統野菜「門真れんこん」は、市のふるさと納税の返礼品に。今年はセンターの設立40周年と「日本にゾンビ映画が紹介されて40年」に引っかけて「門真市ゾンビ人材センター」なる映画の製作も決まり、会員がゾンビ役で撮影に臨んでいる。

飛び込み営業で受注開拓

 こうした活動を支えているのが、会員で組織する理事会と二十数人の事務局スタッフだ。

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