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手作りの物語で子供たちに笑顔と夢を与えたい

自作のドレスをまとい保育所で物語を披露する藤本佳代子さん=平成30年8月、青森県藤崎町(本人提供)
自作のドレスをまとい保育所で物語を披露する藤本佳代子さん=平成30年8月、青森県藤崎町(本人提供)

青森県藤崎町 藤本佳代子さん(52)

 子供たちをメルヘンの世界へいざなう“使者”なのかもしれない。次々と湧いてくるアイデアとオリジナルの道具を使い、独特の語り口で子供たちに物語を聞かせる。だが約20年に及ぶ活動も、今年は新型コロナウイルスの影響でままならない。それでも「子供たちの笑顔を見るために」物語と夢を与え続ける。

 短大の保育科を卒業後、出身地の青森県黒石市内の幼稚園で働いたことがきっかけで、子供たちとの関わりに生きがいを見つけた。その後、同県藤崎町に嫁ぎ、夫が経営するリンゴ加工会社で働きながら、幼稚園や保育園、老人施設などで「お話し会」を続けてきた。

 披露する物語は自ら創作して脚本を書く。先祖が残してくれた着物や品々を生かしながらスートリーに合った衣装を自分で縫い、会で使用する絵本や切り絵などのアイテムもすべて手作りだ。「古い家なので、物語ができる道具がいっぱいあるので助かります」

 物語や道具のアイデアが湧いてくると、夜中でも起きて道具作りに没頭。「民話の鶴の恩返しの主人公おつうのように、部屋にこもって『開けてはなりません』状態になります」と笑い、家族の理解に感謝する。

 会では声を使い分け、全身を使って表現する。すると子供たちは自然と話に没頭し、物語の世界へと引き込まれていくという。会を続ける原動力を「子供たちの瞳からエネルギーをもらえる。何ともいい時間」と目を輝かせる。

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