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【TVクリップ】松下洸平「ラブコメではワクワクが大事」

ドラマ「#リモラブ」に出演する俳優でシンガーソングライターの松下洸平(三尾郁恵撮影)
ドラマ「#リモラブ」に出演する俳優でシンガーソングライターの松下洸平(三尾郁恵撮影)

 半年前に発生したコロナパニックから解放されたことがきっかけだったのだろうか。完璧主義で恐れられる産業医、大桜美々(おおざくら・みみ=波瑠)は顔も名前も分からない人物にSNSで恋をした。分かっているのは社内の誰かということ…。そんなタイムリーな恋愛を描く連続ドラマ。美々の相手役候補で、弱気だが誠実な人事部社員の青林風一(あおばやし・ふういち)を演じる。

 これまでさまざまな役柄を演じてきたが、恋愛コメディーは初挑戦。決してリアリティーを追求する芝居ではないことに当初は戸惑いもあったようだが、「細かいことは気にしない、その場をいかにワクワク盛り上げるか、というのがラブコメでは大事だと分かってきました」と笑う。「食堂で拡声器を使って社員を探す産業医なんてきっと現実にはいません。でも楽しくないリアルさは要らないんです」と、ラブコメらしい目線や動き、テンポを貪欲に吸収する。

 青林は岩手県出身でのんびりとした性格。「撮影が進むうちにどんな奴か分かってきた」という。頼りなく見えるが実は芯が強くて優しい青林には、自身の中で“隠し設定”がある。「彼は33歳、ということは東日本大震災を経験している。命の時間に限りがあることを知っている、当たり前の幸せや日常を、当たり前だと思わない一人だと思うんです」

 役を演じるとき「どういう人生を歩んできたら、こういう人になるんだろう」と、深く考える。「その人の地図のようなもの。演技で迷っても道が分かる。大切にしています」。青林を掘り下げるにつれ、現実離れしたコミカルな演技も腑に落ちてきた。「リモラブの世界観の中で、青林ならこうするだろうな、と」

 撮影現場も和気あいあいとしている。主演の波瑠とは朝ドラ時代の話で盛り上がり、上司役の及川光博、後輩役の間宮祥太朗とはセリフ合わせに忙しい。「3人でのにぎやかなやり取りが多いのですが、3~4ページ分をカメラ5台くらいで一気に撮るのでドキドキします」

 コロナ禍を扱ったドラマというと、重苦しい雰囲気を想像してしまうが、今作は明るくハッピーな空気だ。「後ろ向きな現状をコミカルに描くことは大事」だといい、大変でも前を向いて生きていけるように「マイナスをプラスに変えていきたい」と話す。「温かい目で見ていただけたら。応援してもらえればうれしいです」と笑った。  (三宅令)

     

まつした・こうへい 昭和62年生まれ、東京都出身。平成20年に「STAND UP!」でCDデビュー。21年にミュージカルに出演したことをきっかけに、舞台やドラマ、映画やCMで活躍。30年には、舞台「母と暮せば」で文化庁芸術祭演劇部門新人賞を受賞。また31年にミュージカル「スリル・ミー」と合わせて、読売演劇大賞の優秀男優賞と杉村春子賞を受賞。令和元年にNHK連続テレビ小説「スカーレット」でヒロインの夫を演じ、注目された。

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