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医療情報は「二次元MR」が説明 コロナ下の製薬会社

大日本住友製薬が作成したMRを務めるアニメキャラクターの日高美久(同社提供)
大日本住友製薬が作成したMRを務めるアニメキャラクターの日高美久(同社提供)

 製薬会社の大日本住友製薬に今年、新たに3人のMR(医薬情報担当者)が加わった。といっても彼らはいずれも同社が作成したオリジナルのアニメキャラクター。新型コロナウイルスの感染拡大で医療機関への訪問が制限され、直接面談できないMRに代わってオンライン上で製品や疾患について説明する役割を担う。お堅い製薬会社のイメージを逆手に取り、医療機関での認知をじわじわ広げている。(岡本祐大)

「歴女」が医薬品説明

 「先生、こんにちは!」

 パソコン越しの医師へ元気にあいさつする日高美久さん(33)。大日本住友製薬が3月に導入した動画コンテンツ「vMR(バーチャルMR)」でMR役を務めるアニメキャラクターだ。

 5分程度の動画の中でニュースキャスターのように製品の特長や病気への影響などを説明し、「リスク軽減につながる治療実践に(同社製品を)お役立てください」と締めくくる。

 アニメのMRには本田誠也さん(26)と営業所長の大友住伸さん(46)もいて、それぞれキャラの設定が細かい。日高さんは2カ月前に育休から復帰して時短勤務中。織田信長が糖尿病だったとされることを話題に取り上げるなど歴史好きな「歴女の一面」や「ウフフ」と笑うクセがある。

吹き替えも社員が担当

 オンラインを利用したバーチャル(仮想)のMRは、インターネットで情報収集する医療関係者が増えたため以前から社内で検討されていた。しかし、アニメキャラのMRという新たな発想に、社内でも「本当に見てもらえるのか」と疑問視する意見があったという。

 そこで実際に医師らに見てもらったところ、「分かりやすくて良い」と好感触だったため、コロナで医療機関への訪問が規制されていることもあり導入を決定。自社のスタジオでアニメを制作、声の吹き替えは現役社員らが担当し、いつでも最新情報を盛り込める態勢を整えた。

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