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【綱を見据えて】雑念払う正代 雪辱の朝乃山 飢える貴景勝 横綱不在の11月場所に挑む

合同稽古で横綱白鵬と稽古する正代(右)。新大関の場所を迎える=10月21日、両国国技館内の相撲教習所(代表撮影)
合同稽古で横綱白鵬と稽古する正代(右)。新大関の場所を迎える=10月21日、両国国技館内の相撲教習所(代表撮影)
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 大相撲11月場所は8日、東京・両国国技館で初日を迎える。ともに35歳の白鵬、鶴竜の両横綱は2場所連続で初日から休場。先場所優勝の正代(29)、朝乃山(26)、貴景勝(24)の3大関が出場力士として最上位になる。“時代”が変わりそうな気配が漂う中、優勝と横綱昇進を競い合う3大関の思いを追った。(運動部 浜田慎太郎)

正代 雑念振り払い 自分との闘い

 9月の秋場所で初優勝した正代(しょうだい)は、大関昇進を果たした後、故郷の熊本に凱旋(がいせん)した。自治体や母校を表敬訪問する合間に向かった場所がある。地元・宇土市出身の第8代横綱、不知火(しらぬい)の墓だった。不知火は江戸時代の横綱で現行の優勝制度の確立前に活躍した。

 実家から1キロ足らずの偉大な先人が眠る場所に、これまで足を運んだことはなかった。大関昇進を報告し「見守っていただけたら」と手を合わせたという。新大関が横綱の地位を念頭に時間を過ごしたことは、想像に難くない。熊本で数日を過ごし、母の手作りカレーなどで英気を養った。

 帰京すると10月16日から両国国技館内の相撲教習所で行われた希望力士対象の「合同稽古」に参加した。横綱白鵬や大関貴景勝らと胸を合わせた。「体中痛くなっちゃった」。心地いい疲労感に包まれ、土俵の感触を存分に確かめた。

 5日に29歳を迎えたばかりの新大関は、自らを「緊張しい」と評す。今年行われた4場所では幕内最多の45勝を挙げている。実力は申し分ない。正代自身の気持ちが浮沈の鍵を握っている。

 今年1月の初場所後に引退した武隈親方(元大関豪栄道)の回顧は、格好のヒントになる。

 新大関だった平成26年9月の秋場所は「絶対に10番勝たないといけないとか、大関らしい勝ち方をしないと、とか考えてしまった。それがよくなかった」という。左膝負傷の影響もあって、千秋楽で何とか勝ち越し8勝7敗だった。

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