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【一聞百見】コロナ荒波 乗り越えて ホテルニューアワジ社長 木下学さん

「会社の歴史を踏まえたうえで時代に合わせた変化を」と話す木下学さん=兵庫県洲本市、ホテルニューアワジ別邸「淡路夢泉景」(南雲都撮影)
「会社の歴史を踏まえたうえで時代に合わせた変化を」と話す木下学さん=兵庫県洲本市、ホテルニューアワジ別邸「淡路夢泉景」(南雲都撮影)
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 歴史と自然に恵まれた風光明媚(めいび)な淡路島を拠点に、京都や神戸、香川、岡山で16のグループホテルを運営するホテルニューアワジ(兵庫県洲本市)。新型コロナウイルス感染拡大の影響でゴールデンウイークの8日間、ホテルの灯を消した。同社法人化から52年で初めての事態。社長の木下学さん(51)は「(平成7年の)阪神淡路大震災以来の危機」と話す。政府の観光支援事業「GoToトラベル」で観光客は例年並みに戻りつつあるなか、危機下の経営方針や今後の展望について話を聞いた。        (聞き手・勝田康三洲本支局長)

ホテルづくり再認識

 --新型コロナで打撃を受けました

木下 3月は神戸や京都、香川のホテルで、4月には淡路島で動きが止まり、それぞれ稼働率は前年の8割も減少した。4月の緊急事態宣言で「これはまずい」と思っていたところ、27日に兵庫県の井戸敏三知事からホテルの一斉休業を求める声明が出て29日から5月6日まで休業しました。行政からの要請で休業したのは初めてでした。

 --休業中は

木下 気落ちはしましたがすぐに切り替え、部屋や露天風呂などを見て回って掃除しました。暇だからではないですよ(笑)。掃除をしながら、事業の継続や雇用をどう守るか。いろいろ考えた。コロナで何もかもが止まり世の中は大きく変わる。利用客の満足度を高めるにはどうしたらいいか。どうすれば生き残れるかと。

 --社長自らが露天風呂で掃除ですか

木下 掃除で気づきを得ることもあるんです。よく見てみると床や壁が緑がかったり黒ずんだりしていた。昔の旅館のようで風情だとみる向きもありますが、実際は汚れです。やはり清潔でないとだめ。徹底してこすり落としました。改めて自分たちの仕事は何なのかを問い直し、当たり前だが清潔感でいっぱいのホテルづくりが重要だと再認識したのです。

 --4~5月は従業員が自宅待機、入社式は3カ月遅れの7月に

木下 新入社員はまともに(学校の)卒業式もできず、入社しても休業のため自宅待機。雇用を守り事業を継続するためにも社員の不安を取り除かなければならないと思いました。特に新入社員を安心させるためにも、研修を休業要請が解けた連休明けに始めたんです。

(次ページは)時代に合わせ変化、いい会社に…

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