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道の駅でオリーブ収穫体験、希少バージンオイルと交換

オリーブの摘み方を説明する職員=10月25日、香川県小豆島町
オリーブの摘み方を説明する職員=10月25日、香川県小豆島町
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 瀬戸内海に浮かぶ小豆島(香川県)は国産のオリーブ栽培発祥の地として知られる。オリーブ畑が広がる道の駅「小豆島オリーブ公園」(同県小豆島町)は実りの季節を迎え、果実の収穫や搾油場見学、葉を使ったリース作りなどオリーブにまつわるさまざまな体験ができる。中でも、果実5キロを収穫すると同園産オリーブオイル1本がもらえる開園30周年企画が観光客の心をとらえている。

日露戦争勝利が影響

 小豆島の玄関口の一つ、土庄(とのしょう)港からバスで約30分の場所に立地する小豆島オリーブ公園。園内の畑では、20種類約2千本のオリーブを栽培している。収穫した果実は塩漬けやオリーブオイルに加工される。

 小豆島でオリーブ栽培が始まったのは明治41(1908)年。当時の農商務省が香川、三重、鹿児島の3県で試験栽培に乗り出したのがきっかけだった。日露戦争の勝利によって漁場が広がり、魚介の保存に使用するオリーブオイルを確保する目的があったという。

 この中で唯一、オリーブの花が咲き、果実がなったのが小豆島だった。スペイン、イタリア、ギリシャといったオリーブの主要産地の地中海沿岸とは異なるものの、温かく雨の少ない気候が生育に適していたとみられる。

 農家の尽力もあり、島内の栽培面積は拡大。輸入品との競争や土砂災害で減少したこともあったが、行政の後押しや消費者の健康志向を背景に回復した。現在は約140ヘクタールで栽培され、昨年の収穫量は476トンに上った。オリーブ公園でも19トンを収穫した。

一粒ずつ手摘み

 10月25日午後、同園で開園30周年を記念した収穫体験を行う家族連れらが海を見下ろす畑に向かった。作業開始に先立ち、ガイド役の事業課長、佐々木裕さんが「斜面なので気を付けて作業を。ヘタが残らないようにしてください」と注意する。この日、参加者が摘んだのは、塩漬けにもオリーブオイルにも使われる「マンザニロ種」。熟した赤紫や黒色の実も、熟す前の緑や黄緑色の実もすべて収穫する。

 指で果実をつまみ、爪で傷をつけないように一粒ずつ枝から外す参加者ら。果実は首にかけた布袋に入れ、いっぱいになればコンテナに移して計量してもらう。

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