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温泉街を守りたい 社長、女将、観光協会長の3役こなす

岳温泉観光協会の二瓶明子会長=福島県二本松市(芹沢伸生撮影)
岳温泉観光協会の二瓶明子会長=福島県二本松市(芹沢伸生撮影)
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福島・岳温泉観光協会会長 二瓶明子さん(41)

 福島県中部の紅葉の名所、安達太良(あだたら)山の麓にある岳(だけ)温泉(福島県二本松市)の観光協会会長に昨年5月、就任した。時代の変化に伴い温泉街を取り巻く状況が変わる中、組織の若返りが必要と長老たちから抜擢(ばってき)された。旅館「花かんざし」の社長と女将(おかみ)、観光協会会長の3役をこなす。

 「長い間リーダーをやってきた方々から世代交代が必要との相談がありました。観光協会のメンバーは60~70代が元気いっぱいで、その後が私たち30~40代。50代は少数派、20代はいません。必要な時は長老たちがサポートしてくれるというので『やるしかない』と決めました」

 生まれも育ちも岳温泉。大学進学で実家を離れ、東京・銀座のホテルに4年間勤務した後の平成16年夏、地元に帰り家業を継いだ。

 「経営が悪化して親から『どうしようか』と相談がありました。旅館をやめてしまうと実家がなくなるような感覚があり、祖母を悲しませたくありませんでした。若い時の勢いですね。想像以上に大変です。今でも思い通りにいかないことばかりで」と打ち明ける。

 観光協会の会長として力を入れているのは「湯守動画プロジェクト」。岳温泉は約8キロ離れた山中の源泉から管をつないで湯を引いており、標高差は約900メートルに及ぶ。約1200年前から続くとされる岳温泉には自然災害に伴う土石流、戊辰戦争では焼き打ちにあうなどし温泉街が転々とした歴史がある。その度に源泉から管を引き続けている。

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