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プロ野球ドラフト 田沢はなぜ指名されなかったのか

ドラフト指名から漏れ、田沢純一選手の記者会見は空席のままとなった=埼玉県熊谷市(加藤圭祐撮影)
ドラフト指名から漏れ、田沢純一選手の記者会見は空席のままとなった=埼玉県熊谷市(加藤圭祐撮影)
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 プロ野球のドラフト会議が10月26日に行われ、育成選手を含めて12球団で計123人が指名を受けた。指名から漏れた選手に元メジャーリーガーで今季途中から日本の独立リーグでプレーした田沢純一投手がいる。渡米をきっかけにNPB(日本野球機構)が一定期間の指名を禁じた通称「田沢ルール」が撤廃され、複数球団が視察してリストアップ。即戦力の中継ぎ右腕として指名に注目が集まったが、最後まで名前が呼ばれることはなかった。なぜ、指名されなかったのか-。

 プロ入りを目指す選手にとって運命のドラフト当日となった26日。埼玉県熊谷市の記者会見場に田沢が姿を見せることはなかった。田沢が7月に加入した独立リーグ、ルートインBCリーグ埼玉が予定した会見は、別室で待機する田沢が指名後に登場予定で、テレビカメラ10台以上が並び、50人以上の報道陣が駆け付けていた。

 角晃多監督が会議後に取材に応じ、「(田沢は)現実を受け止めた中で次を考えている」と語った。

 田沢は2008年、社会人の新日本石油ENEOS(現ENEOS)から日本のプロ野球を経ずにメジャー挑戦。13年には中継ぎでワールドシリーズ制覇に貢献するなど、通算388試合に登板。21勝26敗、防御率4・12の成績を残した。しかし、19年以降はメジャーから遠ざかり、今年3月にはマイナー契約を結んでいたレッズで戦力外となり、7月に埼玉入りした。田沢ルール撤廃を受け、NPB入りに道が開けた。

 埼玉の試合は複数球団が視察し、巨人やDeNAがドラフト前の編成会議でリストアップしていることを明かした。ただ、埼玉ではメジャー仕様と違う球やマウンドへの対応に苦慮し、16試合で2勝0敗、防御率3・94。圧倒的な力は見せられず、ドラフトで指名されることはなかった。

 楽天の初代監督を務めた田尾安志氏は「力が落ちている点と34歳という年齢を考え、獲得に二の足を踏んだのだろう。元メジャーという話題性はあっても、若い投手と比較した場合、獲得に至るまでの評価にはならなかったのではないか」と推察する。

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