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【知っておきたい伝統芸能】仁左衛門、秀太郎らが踏ん張る異例ずくめの南座「顔見世」

「熊谷陣屋」で熊谷直実を演じる片岡仁左衛門(c)松竹
「熊谷陣屋」で熊谷直実を演じる片岡仁左衛門(c)松竹
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 京の師走の風物詩、南座(京都市東山区)の顔見世興行が、今年も12月5日から行われる。新型コロナウイルスの影響で開催を危ぶむ声もあったが、さまざまに感染防止対策をとっての開催。通常の昼夜2部制から今年は3部制となり、公演期間も例年の約1カ月間から2週間に短縮されるなど異例ずくめ。歴史ある顔見世をなんとか継続させたいとの関係者の熱い思いが実現にこぎつけた。(亀岡典子)

 全国の歌舞伎公演は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月頃からすべて中止になっていたが、緊急事態宣言の解除を受け、8月の東京・歌舞伎座を皮切りに関西でも再開。9月には中村鴈治郎、片岡愛之助らが中心となって、3日間ではあったが大阪城公園内の劇場で公演が行われ、久々の観劇を楽しみにするファンでチケットはほぼ完売となった。

 そんななか、南座の顔見世興行は今年も行われるのだろうか、と心配する声も多く聞かれた。

 「顔見世は江戸時代から続く歴史があり、第二次大戦中も行われるなど歌舞伎界にとって非常に大切な公演。どんなことがあっても開催したいと思った」と松竹の安孫子正副社長は実現に強い意志を示した。

 顔見世興行は、東西合同大歌舞伎と謳(うた)われ、毎年、東西の名優、人気俳優の大顔合わせも話題を呼んでいる。しかしながら、「現在、ほとんどの歌舞伎俳優が東京に住んでいる以上、移動のリスクや楽屋の密を避けるため、東京から大勢の俳優に京都に行ってもらうわけにはいかない」と安孫子副社長。そのため、人間国宝の片岡仁左衛門、同じく片岡秀太郎、中村鴈治郎、中村扇雀、中村壱太郎(かずたろう)ら上方の歌舞伎俳優を中心に、東京から、一昨年襲名したばかりの松本幸四郎、ベテランの中村歌六(かろく)らが参加、フレッシュな若手を加えた座組となる。

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