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自称・日本一低い山もある神社で出世占う“ハマチ釣り”

〝ハマチ〟を釣り上げて運勢を占うことができる白鳥神社=10月20日、香川県東かがわ市
〝ハマチ〟を釣り上げて運勢を占うことができる白鳥神社=10月20日、香川県東かがわ市
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 ハマチ養殖の発祥の地・香川県東かがわ市では意外な場所で“ハマチ釣り”が楽しめる。それは白鳥(しろとり)神社。初穂料を払って1本のさおを手に取り、ひしめき合うハマチの中から狙った1匹をえいっと釣り上げる。ハマチの腹からのぞいているのは、なんとおみくじ。ハマチは成長とともに名前が変わる縁起のいい出世魚で、ご当地らしさもPRできるとハマチの張り子をおみくじに採用したのだ。同神社は「運勢を占うだけでなく、ハマチも味わってほしい」としている。

さおで一本釣り

 白鳥神社の社務所前には海をイメージした箱があり、たくさんのハマチが入っている。さおの糸の先には「W」形の金具がついていて、ハマチを包んだ袋の輪にひっかけて釣り上げる。ハマチの体長は8センチ。腹には小さく折り畳まれたおみくじが詰まっており、大吉や中吉といった吉凶のほか、願望や学問、商売など個別の運勢が記載されている。

 「開運出世ハマチみくじ」と名付けたおみくじを考案した禰宜(ねぎ)の猪熊兼高さん(39)は「東かがわ市らしさを発信し、地元の活性化につながれば」と狙いを語る。

 同市にある「安戸(あど)池」はハマチ養殖の発祥の地だ。1928(昭和3)年に野網(のあみ)和三郎氏が世界で初めてハマチ養殖に成功。惜しみなくノウハウを公開し、各地に養殖が広がった。その功績もあり、ハマチは香川県の魚に指定されている。

御朱印もハマチの図柄

 地元とハマチとのゆかりは深い。家を新築する際に行う地鎮祭ではタイを供えるのが一般的だが、猪熊さんは「宮司からは『この辺りではかつて、ハマチをよく供えた』と聞く」。

 おみくじがお目見えしたのは9月10日。これにも意味がある。県のブランド魚「オリーブハマチ」の今シーズンの初出荷の日に合わせた。

 県が開発したオリーブハマチは特産のオリーブの葉の粉末を混ぜた餌を与えた養殖ハマチ。葉に含まれるポリフェノールの一種によって肉質が改善され、さっぱりとした味わいが特徴。県水産課によると、今季は来年1月までに約26万匹が各地に出荷される。

 市内にはハマチを提供する飲食店もあり、猪熊さんは「参拝後にハマチを味わってもらえたら」と話す。

 おみくじに合わせ、参拝の証しとなる御朱印にも一工夫した。躍動感あるハマチをあしらった御朱印を、12月末まで授与している。

“日本一”スポットも

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