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【日本語メモ】北京は「冬」か「夏」か

校閲部
校閲部

 新型コロナウイルスの影響で1年延期された東京五輪・パラリンピック。いまだに新型コロナ感染は収束の兆しが見えませんが、来年の夏には無事に開催されることを願っています。

 ところで、産経新聞の表記では夏季五輪、冬季五輪はともに五輪に統一しています。リオデジャネイロ夏季五輪はリオデジャネイロ五輪、平昌冬季五輪は平昌五輪という表記になります。

 しかし紛らわしいのは北京五輪。2008年に夏季五輪が開催され、2022年には冬季五輪が予定されています。区別をつけるため、場合によっては北京冬季五輪と表記することがあります。

 ある原稿で「2022年の北京冬季五輪」という記述があり、校閲側の見解としては「2022年の」という表記が明らかに冬季五輪であることを示しているので、この場合は「2022年の北京五輪」が妥当ではないかと出稿側に問い合わせたところ、一応区別をつけたいとの理由で却下されました。あくまでも表記上の問題であり、どちらが正しいとも言えない案件ですね。

 話は変わって、北朝鮮では今月10日、未明に軍事パレードが行われました。ここで登場した新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)は「世界最大級」と言われ、欧米メディアから注目を集め、関連ニュースが出てきました。

 この記事の中で「射程距離」という表記があったので「射程」に修正しました。「程」は距離を指し、「射程」そのものが弾の届く距離という意味です。「射程距離」は一般に使われている言葉なので重言とまでは言い切れませんが、距離を表す用語は「射程」で統一するようにしています。

 「射程圏内」ならば距離ではなく範囲なので問題ありません。シーズン終盤を迎えたプロ野球の試合で、選手たちのタイトル争いにも定番のように使われる言葉です。

 東京五輪、北ミサイル、プロ野球…ジャンルはそれぞれ違いますが、個人的には行く末が気になることばかりです。(ふ)

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