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【原坂一郎の子育て相談】独占欲が強く人に貸せない

 3歳半の男の子がいます。好きなものや自分のものに対して独占欲が強く困っています。友達にも妹にも貸すことができず、貸せる相手は親のみ。「貸してあげようか」と言うと、「いや~」のひと言、体を張って取られないようガードします。考えたのか、最近は妹には「これどうぞ」と、以前遊んでいた玩具を貸します。遊びたいのはわかるので、「あとで貸してあげてね」と言い方を変えたりしてみてもダメです。来年から集団生活に入りますが、どうすれば人に貸せるようになるでしょうか?

 すべてが自分中心で、もっとも独占欲が強いのが3歳児です。わが子が人にものを貸せないとき、親は「よくないこと」と感じ、子供から奪ってでも貸す母親もいますが、それではますます貸せない子供になってしまいます。

 考えてみてください。大人でも、今使っているペンを、誰かが「貸して」と言えば、貸しませんよね。子供も「貸さない」と言うときは、当然の主張をしていることが多いもの。そんなとき、大人同士ならトラブルにならないのは、断り方がうまいからです。子供のように体を張って取られないようにしたりせず、「すみません、今使っているので」のひと言で終わりです。

 お子さんは特に「好きなもの」「自分のもの」は貸せないとのことですが、それも独占欲が強いのではなく、愛着心が強いのでしょう。私も自分の車やかばんなど、愛着のあるものは人に貸したくありません。

 子供の気持ちも理解できるという優しいあなたにしてほしいのは、今後、貸す貸さないとなったときは、両者の気持ちを言葉で代弁すること。貸せる機会がきっと増えてきます。親には貸せる、愛着のない玩具なら貸せるというのは、お子さんが決して「ケチ」ではない証拠です。園に行くようになれば、十分に乗ったブランコ、少しでも遊べた玩具なら、必ず人に貸せるようになりますよ。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士。

 子育てに関する悩みをお寄せください。原坂一郎先生が回答します。〈メール〉life@sankei.co.jp

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