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【一聞百見】バレーを未来につなぐ サントリーサンバーズアンバサダー・荻野正二さん

「スポーツチームは応援されてこそ」と語る荻野正二さん=大阪府箕面市(寺口純平撮影)
「スポーツチームは応援されてこそ」と語る荻野正二さん=大阪府箕面市(寺口純平撮影)
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 バレーボール男子日本代表として1992年バルセロナ、2008年北京両五輪に出場し、Vリーグサントリーサンバーズの現役時代には計7度のリーグ優勝に主力として貢献。サントリー一筋30年超の「ミスター・サンバーズ」こと荻野正二さん(50)が6月、「大使」を意味するアンバサダーに就任した。広報マンとしてチームのPRはもちろん、小中学生やママさんバレーボールチームの指導にも熱を入れる。荻野さんが考えるバレー界の未来、果たせなかった自身の野望とは。サントリーの体育館に本人を訪ねた。     (聞き手 岡野祐己・運動部記者)

■箕面拠点に広報・営業

 豊かな自然が残る大阪のベッドタウン、箕面市。サントリー社員の福利厚生施設でもある野球場やテニスコートなどを備えた広大な敷地内に、サンバーズの練習拠点はある。福井県の名門高を出て、18歳で入社以来、寮生活をしながらずっと、この体育館で練習してきた。さっそうとコートに現れた身長197センチの荻野さんは見上げるほど大きい。まずは写真撮影。ボールを持つ姿はウイングスパイカーとして大活躍した現役時代を思い出させる。

 サントリー本社は大阪市北区堂島浜にあるが、「箕面市民でも、うちのチームがここで練習していると知っているようで知らない方が多い。とにかくサンバーズを周知し、ファンになってもらうことが第一目標。それがスポンサー獲得につながる」と自身の役割を語る。

 アンバサダー就任を打診されたときは「正直、何をすればいいか分からなかった」というが「思ったよりも反応がいい」と慣れない〝営業〟はスムーズに進んだ。訪れた箕面市役所の庁舎内を歩いていると、顔を見て気づいてくれる職員が多い。担当者と交渉を重ね、11月から小中学校の授業や部活動でバレーボールを指導することが決まった。7月からはママさんバレーボールチームを教えるため高槻市や吹田市、豊中市などにも出向いている。新型コロナウイルスの感染予防でマスクを着けながらの練習はしんどいが、元日本代表が打つボールを受けること自体が新鮮なようで、帰り際に「また来てくださいね!」と笑顔で言ってもらえるという。

 サントリーの営業担当社員とともに箕面市内の酒店を回り、サンバーズのポスターを貼ってもらうといったPRのほか、ファンクラブへの勧誘も依頼する。「いろいろ現役時代にやってきたことが生きているのかな」。サンバーズのリーグ5連覇を支え、長く日本代表として活躍した抜群の知名度が大きな強みだ。

(次ページは)ブラジル留学で学んだ指導法…

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