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被害者が明かすクマ襲撃の瞬間 新潟県“クマ出没特別警報”を発令

新潟県阿賀町の山林に設置した自動撮影装置に映っていたツキノワグマ=2019年(箕口秀夫・新潟大教授提供)
新潟県阿賀町の山林に設置した自動撮影装置に映っていたツキノワグマ=2019年(箕口秀夫・新潟大教授提供)
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 新潟県内では、エサを求めて人里に出没したクマが住民を襲う事故が多発し、11日には19年ぶりに死者を出す事態となった。これを受けて県は12日、最高の警戒レベルの“クマ出没特別警報”を発令した。長岡市の被害女性に、クマに襲われた瞬間を証言してもらい、専門家に被害に遭った背景を聞いた。(本田賢一)

19年ぶりの死者

 畑作業中にクマに襲われ意識不明の重体だった関川村の女性(73)が11日、搬送先の病院で死亡した。死亡事故は平成13年10月16日以来、19年ぶりのことだ。

 これを受けて県は12日、クマ出没特別警報を発令し、「命を守るためクマに警戒してほしい」と県民に厳重警戒を呼び掛けた。目撃地域では捕獲を進める。

 県内でのツキノワグマの目撃件数は4月1日以降、今月19日までに過去最多の1091件。同日までの約4週間で10人がクマに襲われ死傷している。

 クマから命を守るため、県は県民に対し、3つの注意事項を実践するよう要請している。(1)出没が確認された場所には近づかない、(2)単独行動を避ける、(3)音の鳴るものを携行する-の3点。とにかくクマに遭遇しないようにすることが重要だ。

 それでも、万が一、クマと出くわした場合に有効なのがクマスプレー。「専門家によると、クマの退散に効果的とのことだった。山に近づく際は持参してほしい」と、県鳥獣被害対策支援センターの神戸淳所長は注意を促す。

襲撃の瞬間

 豪雪地帯として知られる長岡市東部の栃尾地区。四方を山に囲まれた、のどかな盆地の集落で9月23日午後7時前、県内で今年初の人身被害が出た。

 車で帰宅した20代女性が車庫から数十メートル先の自宅に向かう途中、やぶの中からガサガサという物音が聞こえてきた。日は暮れ、あたりは暗くなっていた。女性は次のように明かす。

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