PR

ニュース プレミアム

「山梨県知事さん、はんこ守って」 東京の業者が似顔絵印贈る

贈られた似顔絵印鑑を見せる山梨県の長崎幸太郎知事=県庁(渡辺浩撮影)
贈られた似顔絵印鑑を見せる山梨県の長崎幸太郎知事=県庁(渡辺浩撮影)
その他の写真を見る(1/2枚)

 山梨県の長崎幸太郎知事に今月初め、長崎氏の似顔絵印鑑が送られてきた。プレゼントしたのは東京都江戸川区篠崎町で通販のはんこ店「がんてつ工房」を営む阿部千晴さん(54)。「行政手続きでの押印省略とはんこの存在自体は別問題だという知事の訴えをニュースで知り、涙がこみ上げてきた。全国のはんこ業者が知事を応援しています」とエールを送る。(渡辺浩)

脱サラして開業

 阿部さんは東京電力で計画部門を中心に勤務していたが、脱サラして昨年4月、長男の拓海さん(22)とともにはんこの通販を始めた。似顔絵印鑑やイラストをあしらった印鑑を中心に製作・販売。似顔絵はパソコンの画面上で手描きし、アカネ材に彫刻機で彫っている。

 似顔絵印鑑は多くの金融機関で届け出印として使えるため「銀行印もOK」とPR。「空き巣に入った泥棒が銀行でお金を下ろそうとしても、顔が違うので無理です」と“太鼓判”を押す。

 また、「OK」の意味で親指を立てている似顔絵のデザインもあり、企業などの決裁印で使えば、部下の案に対する上司の気持ちを表現できるという。

大逆風で経営難

 ところが、銀行口座は「印鑑レス」が進み、新型コロナウイルス感染拡大によるテレワークの普及で、職場での押印省略も広まってきた。

 その上、河野太郎行政改革担当相が行政手続きでの押印を全府省で原則廃止する方針を示したことで、はんこの存在自体が不要という風潮が出てきた。「始めたばかりなのに、大逆風で経営はとても厳しい」と阿部さんは話す。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ