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ビールを水筒で持ち帰る時代到来で注目集めるグラウラー

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「SANPONI」ブランドで展開するグラウラー=福井市
「SANPONI」ブランドで展開するグラウラー=福井市
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 「グラウラー」が注目を集め始めている。米国を中心とした海外のビール醸造所で量り売りする際に使われてきた容器のことだが、「ビール専用の水筒」として一般的に使われ始めているのだ。新型コロナウイルス禍で飲食店のテークアウトが広まったことに合わせ、店からビールを持ち帰るという機運が生まれたことが背景にある。クラフトビールを取り扱う飲食店も増えている中、「ビールは容器に詰めてもらい、持ち帰る」というのが常識となる時代が到来するのかもしれない。

散歩で気軽に

 福井市にある「屋上バー ブリッジ」。屋上でバーベキューもできるバーで、街に身近な自然を気軽に楽しもうというコンセプトから、屋外で店のクラフトビールを楽しめるようにと8月、グラウラーの販売を始めた。

 「散歩に出かける」にちなんだブランド名「SANPONI(サンポニ)」でグラウラーを展開。ステンレス製の二層構造で冷たい状態を12時間保ち、密閉性も高いという。専用パーツを取り付けるとビールサーバーにもなるタイプもある。派手な宣伝を打たなかったものの評判はすぐに拡大。県外のグランピング施設からの注文も重なるなどして9月上旬には当初用意した100個が完売した。

 一番人気はカラー6種類、着色ロゴ3種類のバリエーションがある容量0・9リットル入りの商品(税込3500円)。バーの共同経営者でSANPONI企画者の一人、清水友恵さん(34)は「外で缶ビールは恥ずかしいと感じる女性でも、これならかわいいと思ってもらえる」と話す。

 同店のほかにも、米国発のグラウラー「レボマックス」を扱う東京の輸入商社「コレド」にも注文が殺到している。この商品は、昨年まではグラウラーではなく「炭酸飲料向けの水筒」として売り出していた。だが、今年はビールを持ち帰りで販売する飲食店が導入しようとの動きが強まり、脚光を浴びたという。同社はグラウラーが使える店を支援しようと、7月からホームページ上で紹介。10月上旬時点で高知、佐賀両県をのぞく45都道府県の435店が掲載されている。

コーヒータンブラーのように

クラフトビールをグラウラーに注ぐ=10月、福井市の屋上バー ブリッジ
クラフトビールをグラウラーに注ぐ=10月、福井市の屋上バー ブリッジ
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 ビールを持ち帰りできる店が一気に増えたのはコロナの影響がある。

 国税庁は4月、コロナで客足が鈍り経営が苦しい飲食店に対し、期限付きで酒の持ち帰り販売を認める免許を付与する対策を始めた。当初は免許付与から半年の期限だったが、10月に一律で12月末に延長。店側から申し出があれば来年3月末まで再延長できることとした。同庁によると、付与件数は全国で2万6千件以上にのぼるという。

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