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昼も夜もで全国一、エビに金を出す和歌山市民

アルゼンチン産アカエビやブラックタイガーなどが並ぶスーパーの売り場=和歌山市の松源元寺店
アルゼンチン産アカエビやブラックタイガーなどが並ぶスーパーの売り場=和歌山市の松源元寺店
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 家庭で最もエビにお金をかける都市はどこだろうか。総務省の家計調査で過去10年で4回トップとなり、10年間の平均値でも最多となったのは実は和歌山市だ。市民に聞いても「好き」という声が多い。はっきりとした原因は不明だが、比較的長い海岸線に恵まれて漁業も盛んな和歌山県の風土が、エビ好きの県民性を育んだとみられる。(張英壽)

年間50匹のブラックタイガーを 総務省の家計調査で、平成22年から令和元年までの10年間、エビに対する1世帯(2人以上)あたりの年間支出額を都道府県庁所在地と政令指定都市で比較すると、和歌山市は平成23~25と27年の計4回、最多となった。

 この10年間のデータの平均額を算出してみると、やはり和歌山市が4648・3円とトップで、次いで堺市4410・6円、奈良市4266円、津市3995・6円、大阪市3958・7円、京都市3903・6円、北九州市3867・6円、富山市3715円、神戸市3692・2円、大津市3630・4円-と10位まで続く。

 和歌山市の年間支出の平均額は、人気が高いブラックタイガーの大きいサイズの一般的なスーパー販売価格に換算して約50匹分。最も低い那覇市(1831・2円)と比べるとその差は約2・5倍だ。

「調理法がいっぱい」

 和歌山市中心部のJR和歌山駅前で8月、市内在住者に「エビが好きか」と尋ねてみると、ほとんどの人が「好き」と回答した。

 学習塾経営の男性(56)は「八宝菜やラーメンなどいろいろな料理に入っていて、弁当にもエビフライがある。食べる機会が多い」と教えてくれた。

 取材に応じた主婦(43)は「昼も天丼でエビを食べたけど、夜もエビチリにする予定」と笑顔を浮かべ、「きょうはたまたまだけど、エビはあきない。生でも揚げても焼いてもおいしい。調理法がいっぱいある」と力説した。

 街頭調査した8月、和歌山市元寺町のスーパー「松源元寺店」のエビ売り場では、ブラックタイガーやバナメイエビ、アルゼンチン産アカエビが並んでいた。売れ筋はブラックタイガーという。

 総合食品会社「マルハニチロ」によると、現在、国内で食べられているエビのほとんどが輸入ものだ。ブラックタイガーやバナメイエビは東南アジアなどで養殖され、安価で消費者に提供されている。アルゼンチン産アカエビは天然ものだが、大量にとれるため価格は抑えられているという。

日常的に食べる習慣と関係が

 それにしても、なぜ和歌山市民はこれほどエビ好きなのだろうか。

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