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【近ごろ都に流行るもの】「自宅に“職場”の工夫」 リフォームや家具で快適テレワーク  

リビングの一角に設置したカウンターデスク。朝は妻の化粧台、昼間は在宅勤務の夫の“職場”に=横浜市(重松明子撮影)
リビングの一角に設置したカウンターデスク。朝は妻の化粧台、昼間は在宅勤務の夫の“職場”に=横浜市(重松明子撮影)
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 大手企業が続々とテレワークの標準化を打ち出し、在宅勤務が常態となりつつあるなか、自宅の中に職場を整えるリフォームや家具の購入が活況だ。「衣・食・住」にプラスして「職」の要素も求められるウィズコロナ時代の快適な住宅へと、シフトチェンジが進んでいる。狭小な都会の住宅でもやり方次第。効率的なワークスペース作りの創意工夫が目を引く。(重松明子)

 横浜市郊外、東急田園都市線の主要駅近く。昭和の郷愁が漂う築50年を経た団地2階のドアを開けると、モダンな住まいが表れた。

 漆喰(しっくい)や無垢(むく)材の壁や床。リビングダイニングの一角には、本棚に照明付きカウンターデスクの“書斎”が作り付けられている。

 「このスペースは妻が出勤前の支度をする化粧台。私の方は在宅勤務メインなので、昼間仕事で使っています」。都内の食品メーカー営業職、石井亮さん(36)が説明してくれた。さらに「子供が大きくなったらここで勉強させたい。キッチンからも目が届きますから」と、妻の銀行員、有紀さん(35)が付け加えた。

 長女(1)の誕生を機にフルリフォーム。「コロナは想定外でしたが、やっておいてよかった」

 古い団地の狭さを感じさせない効率的な設計。リモート会議の画面背景に困らないカフェのような美空間。親から譲り受けた住戸が見事に再生され、日本住宅リフォーム産業協会(ジェルコ)のコンテストで入賞したほどの仕上がりだ。

 年間8000件以上のリフォームを請け負うフレッシュハウス(本社・横浜市)が施工。「直近の依頼はコロナ前の2~3倍に増えている感触がある」と佐山幸康取締役。

 個別の価格は、パソコン作業ができるカウンターデスクと“見せる収納”式本棚の作り付けが約25万円~など。ワークスペース作りとともに「在宅の夫が、家事を効率的にできるように」と食洗器付キッチンに変更する依頼も目立っており、リフォームの波が住まい全般に及んでいる。

 家具大手のアクタス(本社・東京都新宿区)では、「手狭なリビングに、ワークスペースを設置したいという要望が多い」とマーケティング部の関洋之さん。

 仕事場を作る家具「MEZZO(メッツォ)」シリーズは、サイズオーダーが可能。天板や収納を自在に組み合わせ、遊休空間にピッタリ合うデスクが設置できる(幅2メートル×奥行き45センチ×高さ73センチ、25万3000円など)。ウォールナット材のシンプルなデザインで、定年退職後はリビングボードに…と多機能な転用が可能だ。壁に余裕がない場合、部屋の中央に間仕切り的にも置ける。

 引き合いは住宅メーカーやマンションのモデルルームにも広がっており、「住まい=衣・食・住+職」という概念の変化もうかがわせる。

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