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【深層リポート】栃木発 全国初の「レクサス」パトカー 注目生かし交通事故抑止へ

栃木県警へ寄贈されたレクサスLC500のパトカー=9日、宇都宮市野沢町の県警機動センター(根本和哉撮影)
栃木県警へ寄贈されたレクサスLC500のパトカー=9日、宇都宮市野沢町の県警機動センター(根本和哉撮影)
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 トヨタ自動車の高級車「レクサス」が、全国で初めてパトカーとして栃木県警に採用され、注目を集めている。県内在住の男性が寄贈して実現。車体を白と黒に塗り分け内部もパトカー仕様に改造されたが、「L」のエンブレムはそのままだ。県警は高い走行性能を生かすため交通機動隊へ配備、取り締まりに当たるほか、交通事故防止の広報活動も担う。県内の交通事故死者数は減少傾向にあるが、レクサスパトカーはさらなる事故抑止を実現できるのか。

滑らか発進、評判上々

 配備されたのはスポーツタイプの「レクサスLC500」。全長約4・8メートル、幅約1・9メートル、高さ約1・4メートルで、排気量は4・968リットル。価格は、パトカーへの改造費も含めて約1700万円だ。

 寄贈したのは、同県栃木市都賀町の会社役員、中村和男さん(67)。「交通事故の防止に役立ててほしい」と昨年7月に県警へ申し出があり実現した。県警によると、覆面パトカーを除く「白黒のパトカー」にレクサスの車両が使用されるのは全国初だという。

 9月に交通機動隊に配備され、高速道路を除いた県内全域の一般道でパトロールや取り締まりにあたっている。

 配備から数週間がたち、隊員からの評判は上々だ。同車を運転している同隊の長竹哲也巡査長(26)は「発進と加速がとても滑らか。内装も高級感があり、乗り心地がいい」と話す。

啓発イベントに活用

 長竹巡査長は「運転していると写真を撮られたり、子供が手を振ってくれたりする」と話す。県警はこの注目度を利用し、安全啓発イベントに活用。県内の昨年1年間の交通事故死者数は前年比7人減の82人と2年連続減少しているが、県警としては、さらなる事故減少・意識向上を目指し、同車がその一翼を担うことが期待される。

 配備直後の9月23日に早速、宇都宮市内の3警察署による合同パトロールでデビューし、同27日には那須町で行われたイベントに参加。県内外から集まったスポーツカーとパレードを行い、「夜間の原則ハイビーム走行」などをドライバーに呼びかけた。

 県警警務課によると、県警の白黒のパトカーの多くがトヨタのクラウンで、一部でスバルのレガシィも使用されている。レクサスパトカーは走るだけで目立つため、新型コロナウイルスの影響でイベント開催が難しい現状では、抑止効果に期待がかかる。

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