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【一聞百見】もてなしの心で国際交流のお手伝い 加藤友康カトープレジャーグループ代表・在大阪ルーマニア名誉領事

在大阪ルーマニア名誉領事に就任したカトープレジャーグループ代表の加藤友康さん=大阪市北区(南雲都撮影)
在大阪ルーマニア名誉領事に就任したカトープレジャーグループ代表の加藤友康さん=大阪市北区(南雲都撮影)
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 国内外で飲食店やレジャー施設を展開するカトープレジャーグループ代表の加藤友康さん(55)がこの夏、これまで縁もゆかりもなかったルーマニアの在大阪名誉領事に就任した。ホテルや旅館経営などで培ってきた〝もてなし〟の精神を期待されてのことだが、「お引き受けした以上はその魅力を大いに紹介し、また当社の施設が在阪ルーマニア人の皆さんにとっての交流拠点になれば…」と意気込む。そのいきさつや今後の抱負を聞いた。        (聞き手・巽尚之編集委員)

■思いがけない要請

 カトープレジャーグループは、うどん店「麺匠の心つくし つるとんたん」や高級旅館「ふふ」シリーズなど、日本国内や米国に約40カ所の飲食、レジャー施設を展開する。加藤さんにルーマニア名誉領事への就任を要請したのは、自民党外交部長を務めていた付き合いのある中山泰秀衆院議員。

 「ルーマニアとの親善交流にお役に立てるならばと思ってお受けしました。ルーマニアといえば実は、(五輪で活躍した女子体操選手の)コマネチや(吸血鬼の)ドラキュラしか思い浮かばないのですが」と笑う。それでも中山さんは「加藤さんは全国でホテルや旅館を経営し〝もてなし〟のビジョンをよく理解するオーナー経営者で適任だった」と明かす。

 8月5日に大阪本社(大阪市天王寺区)でタティアナ・ヨシペル駐日ルーマニア大使から「日・ルーマニア間の交流を手伝ってほしい」と正式に任命され、「しっかり努めたい」と気を引き締めた。役割はというと、ルーマニアから要人や閣僚が大阪を訪れる際には予算面の負担も含め、スケジュールがつつがなく進めなければならず、責任は重大だ。また大阪本社は名誉領事館として提供し、既に大使館の職員らが来阪して業務に当たっている。

 一方、本業は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて大きなダメージを受けた。当て込んでいたインバウンド(訪日外国人客)は姿を消し、東京五輪も来年に延期という逆風に見舞われている。未曽有のコロナショックだが、「新規施設の開業は予定通りに進め、雇用も維持する」と決めた。ただ、経費削減を徹底し、自らの役員報酬も返上して乗り切る考えだ。「コロナ禍はいったん立ち止まり、次の戦略をじっくり練る好機でもある。おかげで無駄もよく見えてきた」と経営者の顔つきになると、前向き志向だ。

(次ページは)父の志受け継ぎ…

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