PR

ニュース プレミアム

リングを去った「激闘王」八重樫 世界3階級制覇も「誇れるのは王者になったことでなく…」

 八重樫自身、最も印象に残っている試合にゴンサレス戦を挙げた。圧倒的に不利な下馬評で上がったリングを「楽しい試合ではなく、苦しい試合だった」と苦笑交じりに振り返りつつ、「強い相手に勝ちたいというのが一番だった。3階級制覇はついてきたもので、強くなりたいと思うことが大事だった」と語った。

 抑え切れない闘争本能は陣営やファンの心を揺さぶり続けた。会見に同席した所属ジムの大橋秀行会長は「井上尚弥(同門でWBA、IBFバンタム級統一王者)ら後輩は八重樫の背中をみて大切なものを教えてもらった」と感謝。コンビを組んできた松本好二トレーナーも「八重樫の生きざまをまざまざと見せてもらった。最初から最後まで一緒にいられてトレーナー冥利に尽きる」と感無量だった。

 激闘王の二つ名について「大好き。これからも宝物になっていく」と照れくさそうに笑った八重樫は、「これからの人生もよくなるように、ボクシングを通して生きていきたい。井上尚弥という日本の宝もいるし、面白いボクサーは出てきてくれる。ボクシングを愛してもらいたい」と呼び掛けた。日本ボクシング界の功労者が手塩をかけて育てる弟子たちの奮闘が楽しみでならない。(運動部 奥山次郎)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ