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リングを去った「激闘王」八重樫 世界3階級制覇も「誇れるのは王者になったことでなく…」

WBC世界フライ級タイトルマッチで、ローマン・ゴンサレス(左)と打ち合う王者・八重樫東=2014年09月05日、代々木第二体育館(今野顕撮影)
WBC世界フライ級タイトルマッチで、ローマン・ゴンサレス(左)と打ち合う王者・八重樫東=2014年09月05日、代々木第二体育館(今野顕撮影)
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 ボクシングで世界3階級を制した八重樫東(あきら、37)=大橋=が、鮮烈な印象を残してきたリングに別れを告げた。1日にオンラインで引退会見を開き、「僕の人生をすごく豊かにしてくれた」と青春をささげたボクシングに感謝。「激闘王」の異名をとった勇敢なファイターは大橋ジムのトレーナーに転身し、「ボクシングは選手だけがすべてじゃない。これからもボクシングに恩返ししていきたい」と第二の激闘王育成に力を尽くす。

 2005年3月にプロデビューし、11年10月に世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級、13年4月に世界ボクシング評議会(WBC)フライ級、15年12月に国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級の各ベルトを奪取。3階級制覇は当時、日本選手3人目の快挙だった。

 輝かしい経歴以上にファンの目に焼き付いているのは、壮絶な打ち合いの末に腫らしていた顔ではないだろうか。高い技術に定評がありながら、打ち合いを辞さない好戦的なスタイルでファンの心を打ち続けた。通算戦績は28勝(16KO)7敗。八重樫は「誇れるのは世界チャンピオンになったことではなく、何度負けても立ち上がったこと」と胸を張った。

 いつまでも語り継がれるのは、WBCフライ級王者として臨んだ14年9月のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)戦だろう。当時39戦無敗(33KO)で、体重差がなければ全階級で最強とみられていた英雄「ロマゴン」の挑戦を敢然と受ける。試合は一方的に支配されて9回TKOで敗れはした。しかし、強すぎるために多くのボクサーから対戦を避けられていたゴンサレスは、真っ向勝負の勇者を「今までで一番強い相手だった」とたたえた。

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