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次なる目標は海外勢参加とギャラリー フジサンケイクラシックで見えた課題

 ただ、感染防止対策として、ギャラリーの入場は認められなかった。6月の開幕後、5大会を実施した女子ツアーも同様の措置が続いている。例年とは異なる光景を残念がる声は多く、14位に入ったベテラン市原広大は「ギャラリーの皆さんから拍手をもらうのがプロの醍醐味(だいごみ)」とぽつり。アマチュアの世界ランキング1位で、5位に食い込んだ金谷拓実(東北福祉大)も「プロのトーナメントは、いいプレーをしたらたくさん拍手をもらえる。今回はそれがなくて少し寂しい」と話した。

 無観客は精神面以外でも選手に影響を与えた。初日首位に立ち、21位で大会を終えた伊藤有志はキャディーなしで戦った影響もあり、最終日にティーショットを左に大きく曲げ、一時ボールを見失った。初日に2度のOBをたたいて21位に終わった2009、10年大会覇者の石川遼は、「自分(の打球)はラフや林によく行く。誰もボールを見ていないことが結構あるので、そこらへんが怖い」。ギャラリーが見つけてくれることもある普段のラウンドなら発生しにくいロストボールを嘆いた。

 他のプロスポーツでは認められている観客の来場とともに、大きな課題として残されたのが、入国制限を受ける外国籍の賞金シード選手の扱いだ。男子はシード選手65人のうち、約半数の31人が海外勢。本来は出場権を持つ大会に彼らが出られなければツアーの公平性が揺らぐ。けがなどの際、翌シーズンの試合出場を保証する公傷制度もあるが、31人は規模が大きすぎるため、適用は現実的ではない。

 選手会はシードの扱いをめぐり、海外に滞在中の選手も交えてオンライン会議を重ねてきた。7月には副会長の池田勇太が西村康稔経済再生担当相と面会し、2週間の自主隔離を求められる海外勢への制限緩和を働きかけたこともあった。

 フジサンケイクラシックは韓国勢がシンハンドンヘ・オープン(韓国・仁川、9月10~13日)出場を優先した影響もあり、シードを持つ海外勢不在で行われたが、今大会の実施に当たっては、選手会理事のS・ハン(米国)から時松に「このような状況なので、日本で大会をやってもらっても大丈夫だ」とメールが届くなど、一定の理解は得られているという。

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