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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈788〉早くも「菅首相」に集中砲火

会見に臨む菅義偉官房長官=11日午後、首相官邸(春名中撮影)
会見に臨む菅義偉官房長官=11日午後、首相官邸(春名中撮影)

 自民党総裁選も、菅さんで決まり。もはや消化試合のようなものだ。

 となると、早速、週刊誌が集中砲火。

 『週刊文春』(9月17日号)「菅義偉『美談の裏側』集団就職はフェイクだった」。

 『週刊新潮』(9月17日号)「『菅総理』その金脈と人脈」。

 『週刊ポスト』(9・18/25)は森功さん(ノンフィクション作家)の寄稿で「菅義偉『姑息(こそく)な新宰相』」。

 『週刊現代』(9/12・19)「菅と二階『お主もワルよのう』政権誕生」。

 『週刊朝日』(9・18)「菅義偉“首相”のギラつく野心」。

 『文春』は「集団就職」がフェイクだったというが、ま、どうでもいい話。どうせ、初当選したときか何かに、どこぞの新聞記者が「美談」として書いた。それを菅さんが、あえて否定しなかった(するまでもないし)というだけの話だろう。いかにも新聞記者が好きそうな話ではないか。

 そこへいくと『新潮』はズバリ、その金脈と人脈に斬り込んで読ませる。

 菅義偉という政治家を支えた2人のドン、ひとりは先週号でも触れていた横浜の港湾荷役業、藤木企業の藤木幸夫会長。もうひとりはパチンコ・パチスロ界のドン「セガサミーホールディングス」里見治(はじめ)会長だという。藤木氏はカジノ反対、里見氏はむろん推進派。

 〈いかにして二人のドンを納得させるのか。「菅総理」が直面する最初の難問になりそうである。〉

 それにしても「金脈と人脈」というタイトルの寿命は長い。最初に使われたのは昭和49年、『文芸春秋』11月号に掲載された立花隆さん(評論家)の「田中角栄研究--その金脈と人脈」だろう。

 「人脈」という言葉はあったが、「金脈」という言葉は田中健五編集長の発案で、この時初めて使われたのではないか。当時、編集部にいたので、懐かしい。往事茫々。

 『ニューズウィーク日本版』(9・15)の「『失策』トランプの勝算、『優勢』バイデンの誤算」、期待して読んだが、筆者自身の結論が〈予測不能〉〈確実なものは何もない〉。

(月刊『Hanada』編集長)

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