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【リオの宿題・サクラセブンズ戦士のいま(2)】冨田真紀子(29)脳振盪、大けが…「最低のオリンピアン」思いを克服

山口県長門市に拠点を移した冨田。けがからの復活に期待がかかる
山口県長門市に拠点を移した冨田。けがからの復活に期待がかかる

 東京五輪の1年延期の受け止め方は選手によってさまざまだ。「私からしてみたらラッキーだと思いたい。東京を目指してやってきて、もう五輪しか見ていなくて、2月にけがしたときには、私の人生は終わったと思った。かろうじて夢がつながった感じです」。冨田真紀子(フジテレビ)は率直な感想を口にする。

 2016年8月6日。リオデジャネイロ五輪に出場したラグビー7人制女子日本代表「サクラセブンズ」は初の五輪の舞台に立った。1次リーグC組初戦でカナダに0-45で敗れて迎えたこの日2試合目の英国戦、相手選手にタックルに行った冨田は脳振盪(しんとう)を起こし、前半開始早々にピッチを後にした。

 脳振盪を起こした選手は安静が求められ、安全が確認できるまで試合に出場することはできない。翌日以降は五輪のピッチに立つことはできなくなった。「意識が戻ったら、(日本代表ヘッドコーチだった)浅見(敬子)さんに、『選手登録を変更します』と言われました」

 登録選手はバックアップメンバーだった竹内(現・中嶋)亜弥に替わり、冨田はその日のうちに選手村を後にし、協会関係者らが泊まる別の宿舎に移った。2日目は療養のために試合観戦できず、最終日はスタンドから観戦。何もできないつらさが身に染みた。日本は9、10位決定戦でブラジルに敗れた。

 「今でも思い出したら泣くんじゃないかというくらい努力したのに、その結果があれかと思うと…。チームに貢献できなかったし、結果を残せなかった。自分は最低のオリンピアンだと思った」。あまりにもつらい幕切れだった。

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