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【原坂一郎の子育て相談】3人でおもちゃの争奪戦

 小学1年の男の子と4歳の男女の双子がいます。3人が毎日のように激しくおもちゃの取り合いをして、困っています。同じものを用意しても順番をつけても、必ず激しい争奪戦が起こります。特に双子の娘がいつも人のものを横取りします。結局、長男が譲ることも多く、彼へのフォローについても悩んでいます。毎日仕事だけでも疲れるのに、いつも奪い合いをし、最後には私が取り上げたり怒鳴ったりする日々で、もう、いやになってきます。

 その争奪戦はよほど激しいようですね。でも人に相談をしても、「きょうだいはそうやって大きくなる」「喧嘩(けんか)はむしろいいこと」などの答えしか返ってこなかったと思います。それは分かっているけれど、今を何とかしたいのですよね。

 それを収束させるには、取り上げたり怒鳴ったりするしかないというのはよく分かります。でも、その結末だと、「兄(妹)のせいでこうなった」と、ますますきょうだいの仲がこじれやすくなりますよ。

 取り合いが起こらないよう工夫はしているのにすぐに起きるのは、日頃から小さな不満やストレスが3人にたまっているのかもしれません。鍵は、男の子の玩具でも横取りするという、双子の女の子が握っている気がします。それをわがままと思わず満足感への欲求ととらえ、今後はどんな小さなことでもいいので、彼女に満足感を与える関わりを日常の中で多くしてみてください。他の2人が欲しがらないような玩具を用意する、2人だけで散歩に行く、他の2人がいないところで1対1で遊ぶ、などなんでもいいのです。「満たされた感」をたくさん味わうと、行動にも変化が起こりますよ。

 優しいお兄ちゃんには、そのつどこっそりほめ、自尊心を高めてやってください。そして彼にも次男さんにも、10秒レベルでいいので1対1の楽しい関わりを。でも、私が一番ほめたいのはあなたです。日頃、一番頑張っているのもあなたです。今のご苦労は、将来必ず実りますよ。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士。

 子育てに関する悩みをお寄せください。原坂一郎先生が回答します。〈メール〉life@sankei.co.jp

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