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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈787〉総裁選「大本命」は岸田文雄?

自民党総裁選で掲げる自身の政策について説明する岸田政調会長=3日午前、東京都千代田区
自民党総裁選で掲げる自身の政策について説明する岸田政調会長=3日午前、東京都千代田区

 病身にムチ打ち、いわれなき批判を浴び続けながらの7年8カ月、安倍総理、ほんとうにお疲れさまでした。

 このくらいのことを、なぜ大メディアは言えないのか。最もひどかったのは毎日新聞。8月30日の社説のタイトルが「『安倍政治』の弊害 民主主義ゆがめた深い罪」。

 『週刊文春』(9月10日号)は早速、「二階が牛耳る菅『談合政権』の急所を撃つ」。

 政治部デスク、担当記者などのコメント中心のありがちな政局記事。唯一、おもしろかったのは番記者と酒を飲みながら語ったという二階俊博幹事長のコメント。たとえば二階氏に自派閥のパーティーの講師を依頼してきた石破茂氏について。

 〈「向こうは清水の舞台から飛び降りたような気分で来たのかもしれんがな。二、三日前から急に近づいてきたって、全然ダメだ」〉

 言いたい放題は続いて、

 〈「最近の総裁選は、生徒会長選挙に毛が生えたようなもんだ」〉。

 『週刊新潮』(9月10日号)は「日々没する国ニッポン」という11ページの大特集の中で約4ページを割いて「『菅義偉』総理への道」。菅さんの履歴中心の記事だが、おもしろかったのは一時すきま風が吹いていたという横浜の港湾荷役業「藤木企業」会長で「横浜のドン」といわれる藤木幸夫氏との手打ちの話。

 記者が「去年のインタビューでは『(菅氏は)安倍の腰巾着』と言っていたが」と聞くと、ドン慌てず騒がず、

 〈「いまでも腰巾着ですよ。腰巾着ってのは、すごい褒め言葉なんですよ。腰の巾着だよ。旅に出る時に持っていくんだよ。腰巾着が無くなったら旅は中止だよ」〉。さすがドンだ。

 『週刊朝日』(9・11)はトップが「菅官房長官 総理への『Go To』失速 『大本命』は岸田文雄」で、自らが失速。

 『ニューズウィーク日本版』(9・8)では同誌コラムニストのグレン・カール氏が、「安倍が残した日本のレガシー」。〈安倍晋三首相の辞任は(中略)世界中の人々にとって大きな損失〉〈第2次大戦後の日本で最も成果を上げた首相〉と高く評価している。

(月刊『Hanada』編集長)

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