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標高920メートル「天空のブランコ」の絶景とスリルで話題

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ブランコをこぐ子供=9月2日、香川県観音寺市
ブランコをこぐ子供=9月2日、香川県観音寺市
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 この夏、山のてっぺんに登場したブランコが絶景とスリルを味わえると人気を呼んでいる。香川と徳島の県境にある雲辺寺(うんぺんじ)山(標高927メートル)の麓と山頂を結ぶ「雲辺寺ロープウェイ」の運行会社が設置した。ブランコは周囲に視界を遮るものがない場所にあり、瀬戸内海や市街地を見渡せる。力いっぱいこげば飛び出してしまいそうな感覚を味わうことができるとあって、観光客らでにぎわっている。

瀬戸大橋も望む

 香川県観音寺市の麓の乗り場からロープウエーでおよそ7分。到着した山頂駅から少し歩くと、雲辺寺山頂公園に到着する。その芝生広場の端っこに、木製の小ぶりなブランコがある。ロープウエーを運行する四国ケーブル(高松市)が7月に設けた。

 周囲に柵などはなく見晴らしは抜群。本州と四国を結ぶ瀬戸大橋も見える。爽やかな風が吹き抜ける中、力いっぱいブランコをこぐと、飛んでいきそうな気持ちになる。家族4人で訪れた同県三豊市の主婦、今井幸代さん(36)は「麓より涼しく、眺めも最高」と目を細めた。ブランコに乗った幼稚園児の長男、奏汰君(4)は「楽しい」とはしゃぎ、背中を押してほしいと何度もねだっていた。

「コロナ疲れ癒やして」

 ブランコが設置された背景には新型コロナウイルスの感染拡大がある。

 山頂近くには四国霊場八十八カ所巡りの66番札所「雲辺寺」(徳島県三好市)があり、参拝者のほとんどがロープウエーを利用。最盛期の平成13年の乗客数は約15万人に上ったが、ここ数年は5~6万人にとどまる。今年は、感染拡大による納経所の閉鎖や運休によっていっそう落ち込む見通しという。

 誘客につなげようと、同社は数年前から検討していたブランコを導入。同社企画営業部の赤川大樹さんは「きれいな景色を多くの人に知ってほしい。眺めを楽しみ、コロナ疲れを癒やしてもらえたら」と話す。

展望デッキ整備も

 ブランコの近くには木を生かしたデザインのフォトフレームも据え付けた。社員3人が1カ月かけて手作り。縦2メートル、横3メートルほどの大きさで、枠の中で思い思いにポーズを取って撮影できる。

 設置から間もないが、訪れた人がSNSで「天空のブランコ」と発信するなどし、インスタ映えする写真が撮れる場所として注目を集めつつある。赤川さんは「お遍路さん以外の観光客の数は昨年、一昨年より確実に増えた」と手応えを語る。同社は秋の行楽シーズンに向け、展望デッキを整備する計画も進めている。

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