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「落語で町を活性化したい」 山形市の隣町に「噺館」を作る峰田順一さん(63)

建設工事の進む「噺館」の前で、「生の落語を早く聞いてもらいたい」と話す峰田順一さん(柏崎幸三撮影)
建設工事の進む「噺館」の前で、「生の落語を早く聞いてもらいたい」と話す峰田順一さん(柏崎幸三撮影)
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 山形市に隣接する山形県山辺町の山辺城二の丸跡に今秋、私設の文化施設「噺館(はなしごや)」を誕生させる。眼前には、蔵王連峰の山々が連なる雄大な眺望が広がり、夜には山形盆地にある山形市街の夜景も楽しめる場所だ。

 東京の大学に進学し、落語研究会に入部した。2年先輩に「コント赤信号」の渡辺正行や小宮孝泰、その上には落語家の立川志の輔もいた名物落研。青春の情熱を傾け、自身も「和泉家熊ん八」の名で高座に上がった。

 卒業後に就職した山辺町役場で、町教育委員会社会教育係のときに文化事業「TAIKEN堂」を立ち上げ落語会を開催した。40年前、山形では生の落語会が珍しく「こんなに面白いものだったのか!」との声が広がった。年1回の開催ではファンが物足りなくなり、平成10年、落語や講談などを年6回楽しめる「山辺どんぶり亭」を始めた。

 数10人の参加者で始めた落語会は、平成22年からは、より収容力のある山形市の会場で開くようになった。春風亭一之輔や神田松之丞(現神田伯山)ら人気若手落語家らが出演する落語会になり、会員も約600人にまで広がった。

 落語を聞くために人が動き交流が生まれる体験から、「落語や文化で地域を活性化したい」というのが退職後の目標になった。

 家族や周囲から止められもしたが「山形にはアマチュアの落語家もいるし、生の落語を聞きたいファンがいる。それに応えるのが自分の役割」と思い直した。自己資金などに加え、クラウドファンディングで資金を募った。

 「噺館」のホールは、落語家との距離を近くし落語を存分に楽しめるようにと、50人の収容規模にした。「落語って、客が落語家の話を身近に聞けるのが最高。生で落語を感じられるようにした」と話す。

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