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【大相撲徳俵】ロシア出身の元幕内、阿夢露がトレーナーに転身 「いつかは自分の店」第二の人生も日本で

現役時に使っていたまわしを締めて四股のポーズをとる元幕内阿夢露のニコライさん。「オンライン相撲道場」ではこの格好で指導している=千葉県習志野市のフレックス津田沼
現役時に使っていたまわしを締めて四股のポーズをとる元幕内阿夢露のニコライさん。「オンライン相撲道場」ではこの格好で指導している=千葉県習志野市のフレックス津田沼
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 ロシア出身で大相撲元幕内阿夢露(あむうる)のニコライ・イワノフさん(37)が、スポーツトレーナーとして第二の人生を踏み出した。筋肉の使い方などを適切に伝えるため、日本語学校にも週3日通っている。外国出身の力士が相撲から離れ、日本でトレーナーを始めるのは珍しい。ニコライさんは「私は現役のときにけがが多かった。股関節を柔らかくすることなど、勉強したことを皆さんに伝えられれば」と新たな“土俵”で奮闘している。

 ニコライさんが勤務しているのは千葉県習志野市のトレーニングジム「フレックス津田沼」。平成30年5月に現役引退し、昨年4月から働き始めた。食事量が減ったことで引退後に体重は30キロ以上減り、現在は約105キロに。身長192センチの筋肉質な体が目を引く。優しく、まじめな性格で利用者から評判はいい。

 ロシア東部のレソザボズクで育ったニコライさんは、日本人の義兄の勧めで18歳の時に来日し、阿武松(おうのまつ)部屋に入門した。一風変わったしこ名は故郷のアムール川から。入門時は78キロ程度の細身で、もちろん相撲は未経験。当初は勝ち越しと負け越しを繰り返した。

 日本食は基本的に口に合ったが、「白ご飯」だけは苦手だった。「何にも味がない…」。ロシアでは何か味付けして食べるのが一般的。見かねた兄弟子がチーズとマヨネーズをかけて電子レンジで温めた通称「ニコライス」を作ってくれた。1年ほどたって白ご飯にも慣れ、体重が徐々に増えていった。それにつれ、番付も上がっていった。

 トレーナーに興味を抱くきっかけは土俵上で大けがを負ったことだ。幕下だった平成22年に左膝、十両だった24年に右膝を負傷。以降、専門家からアドバイスを受けるなどし、ストレッチなど準備運動の重要性を学んだ。「けがをする前から気づけていればよかったと後悔した」と振り返る。

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