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「十二支は大変です」で文学賞 夢は小説家 小学6年生の梶田向省くん(11)

絵本の原作が日本新薬こども文学賞物語部門の最優秀賞に選ばれた梶田向省くん。「日常の中の面白いこと」を作品にしていきたいと語る(松本浩史撮影)
絵本の原作が日本新薬こども文学賞物語部門の最優秀賞に選ばれた梶田向省くん。「日常の中の面白いこと」を作品にしていきたいと語る(松本浩史撮影)

 自ら手掛けた絵本の原作「十二支(じゅうにし)は大変です」が、小学生以下を対象とした文学賞(日本新薬主催)の物語部門で最優秀賞に選ばれた。今秋には絵本が出版される。将来の夢は小説家で、人の言動など「日常の中の面白いこと」を題材にしようと、ネタ帳作りに余念がない。(松本浩史)

 幼稚園に通っていたころ、お母さんによく絵本を読んでもらっていました。そのうち自分で読むようになり、覚える字も増えてきた。小学2年生のときに、ハリーポッターシリーズを1年ほどかけて読み終えました。当時の私にとってはまだ難しく、よく分からない内容もありました。それだけに達成感がありました。

 4年生までは、本ばかり読んで学校の勉強に影響が出ないかと心配した両親から、読書に充てる時間は1日1時間と決められていました。もっとも、その時間を計るのは任されていたので、3分の2くらいは守っていませんでした。

 いろんなコンクールに1年生のときから1年に1~2の作品を応募していました。今年1月に警察庁主催のコンクールで、交通安全について書いた作文が小学生の部で入賞するまで、すべて落選です。

 受賞作には、新年のあいさつに来た十二支と神様とのさまざまなやり取りが書かれています。主人公はネズミです。十二支の最初の干支(えと)だし、私の生まれた年でもあるからです。詳しい内容を言うのは、絵本の出版を今秋に控えているので、許してください。ただ絵本の神様は、私がイメージしていた通りの姿でした。

 書き始めたのは、今年2月だった締め切り日の10日ほど前からです。平日は宿題とか済ませた後に1~2時間、土日は休み休みしながら一日中やっていました。「今の子供たちの忙しさが出ている」ような評価をされましたが、実は、そういうことを考えたのではありません。狙いは特になかったのが本当です。

 将来の夢は小説家になることです。尊敬するのは、中学生でデビューした鈴木るりかさんです。どんな思いで書いているのか。どうしてこんなアイデアが湧くのか。すごい人です。

 将来的には、「日常の中の面白いこと」を作品にしていきたい。気づいたことは書きとめてネタ帳を作っています。話すことの面白い友達がいて、彼のことを題材に書ければいいなと思います。

 【梶田向省(かじた・こうせい)】 平成20年8月2日生まれ。川崎市出身。両親と妹の4人家族。魚類を除けば好き嫌いはなく、好物はギョーザ。週に2回ほど長野県須坂市の道場で空手を習っている。サッカーなどの球技は苦手という。好きな教科は国語。

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