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【スポーツ群像】石沢大翔の静かな決意 体操界の逸材・北園丈琉の先輩として

徳洲会で2シーズン目に入った石沢大翔。5月の右膝手術から順調に回復している=8月3日、神奈川県鎌倉市の徳洲会(宝田将志撮影)
徳洲会で2シーズン目に入った石沢大翔。5月の右膝手術から順調に回復している=8月3日、神奈川県鎌倉市の徳洲会(宝田将志撮影)
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 2018年ユース五輪体操男子5冠の北園丈琉が大阪・清風高卒業後の来春から実業団の徳洲会に所属することが先日、発表された。このニュース報道をうれしさと悔しさが入り交じった複雑な思いで見聞きした選手がいる。石沢大翔(ひろと)。清風高OBで徳洲会2年目の19歳は確かな決意を内に秘め、前へと進もうとしている。(運動部 宝田将志)

 石沢のスマートフォンに電話が掛かってきたのは3カ月ほど前のことだった。

 「大翔さんですか? 驚くと思いますよ」。

 声の主は北園。清風高の2年後輩は来年から、石沢の所属する徳洲会体操クラブにお世話になることにした-と伝えてきた。

 8月の正式発表を受け、この逸材の進路を各社はインターネットや新聞で一斉に報道。石沢もその内容を目にする。

 「記事に『高卒で実業団入りするのは異例』などと書かれていて。自分が結果を出していない無力さを感じましたね」

 石沢は昨年、高校から、そのまま徳洲会に入った。その先例がまるで存在しないかのような扱いに、情けなさを噛み締めるしかなかった。

■ ■ ■

 石沢は清風高3年だった18年、主将を務めて高校総体で団体優勝。個人では全国高校選抜大会で種目別のあん馬と鉄棒を制した。高校レベルでは上位の選手だった。ただ、同期の三輪哲平が個人総合で高校総体王者となり、シニアのトップ選手に混じったスーパーファイナルで2位に入ったのと比べると、どうしても見劣りした。

 日本の体操界では高校-大学-実業団と順にステップアップしていくのが一般的だ。三輪は順天堂大に進学している。

 一方で、石沢が直接、徳洲会入りできたのは、ちょうど徳洲会が若年選手の獲得に踏み出したタイミングと重なったことが大きかった。

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