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【花田紀凱の週刊誌ウオッチング】〈786〉首相「体調不良」報道のあり方

記者会見で辞意を表明した安倍晋三首相=28日午後、首相官邸(春名中撮影)
記者会見で辞意を表明した安倍晋三首相=28日午後、首相官邸(春名中撮影)

 戦後一貫して、いや大正11年の創刊以来、穏健な保守派路線を貫いてきた文芸春秋発行の『週刊文春』が、朝日新聞とともに、安倍叩きに狂奔しているのは嘆かわしい限りだ。

 一国のリーダーの“体調不良”だから、メディアが追うのは当然。しかし、扱い方というものがあるだろう。

 『文春』(9月3日号)「安倍晋三13年前の悪夢再び 潰瘍性大腸炎が再発した」。前にも書いたが相手は一国の総理、せめて敬称くらいつけたらどうか。

 『週刊新潮』(9月3日号)「『安倍退陣』の瀬戸際」。

 『週刊ポスト』(9・4)「安倍首相『本当の容態』」。

 結局は「官邸記者」やら「政治部デスク」やらの匿名コメントばっかりで本当のところはわからない。

 と、ここまで書いたら、「首相辞任の意向」の第一報。残念だ。

 武漢ウイルスに関して5月初め以来、一貫して「騒ぎ過ぎ」という報道を続けてきた『新潮』、今週は6ページの大特集で「あまりに大きい代償! もうやめてはどうか『コロナ恐怖』煽(あお)り」。

 要は7月下旬にピークアウトし、〈濃厚接触しないかぎり感染できない病原体〉で〈熱中症のほうがよほど危険〉なのに、日本人は〈実態以上に怖れすぎている〉。

 アゴラ研究所の池田信夫所長(経済学者)によると、

 〈「英国の大手世論調査会社ユーガブによると、日本では新型コロナが“怖い”か“やや怖い”と答えた人の割合が、4月以降一貫して70~80%」〉

 比べて〈「十数万人が亡くなった米国は60%台、医療崩壊を起こしたイタリアは50%台、同じく英国やスペインは40%台にすぎません」〉。

 なぜか。

 〈「煽ったほうが視聴率をとれるテレビに踊らされ、新型コロナを“死の病”と思い込んだ“コロナ脳”の人が多いからです」〉

 『Hanada』の今月号でブロガーの藤原かずえさんが書いているように、「羽鳥慎一モーニングショー」など放送法違反ではないか。

  (月刊『Hanada』編集長)

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