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【原坂一郎の子育て相談】不登校になった息子

 高校2年の息子が1年の3学期ごろから登校拒否に。その後の休校期間もゲームや映画三昧で夜更かしをし、6月の学校再開後も半分以上欠席しました。学校に相談すると、今のままでは卒業は難しいが診断書があれば考慮できるとのこと。思春期外来では、適応障害からの不安障害と言われました。元々口下手で、新しい環境が苦手でしたが、帰宅後は明るく何でも話してくれます。どうやら先生やクラスメートとの人間関係につまずいているようです。映画と英語が好きで英検も取り、外国に憧れもあるようです。少ないながら友人もいますが、月末から始まる2学期はもとより、将来がとても心配です。

 長い原文には、息子さんの代弁者のごとく、彼の思いや考えがたくさん書かれていました。「平気で人の心を傷つける同級生が許せない」「日本語は裏があり人の本心がわかりにくい」「怒り方がひどい先生がいる」「やる気が起きない」「夢はあり、外国で仕事をしたい」などなど。学校でのことや自分の気持ちをそこまで親に話す男子高校生も珍しく、親子の信頼関係はバッチリのようですね。

 幸い学校は何かと協力的なようなので、とりあえず診断書を出して卒業だけはできるようにしておく方がいいと思います。卒業証書は将来の夢を実現させる際、必ず役立ちます。

 不登校の理由も多く書かれていましたが、いじめなどの深刻な理由は特にないように思いました。彼には独特の考え方があるようで、「こうあるべきだ」という、真面目な性格が人と合わず、自身をも苦しめている気がします。

 全く行けないというのでもなさそうで、行かない理由を探し、何でも受け止めてくれる優しい親への甘えもあるように思えます。学校との連携は密にし、今後は彼の気持ちに寄り添いながらも、自己肯定感を高める言葉を多くかけてやってください。彼に備わっている多くの素晴らしい点に、彼自身が気づいていないようですから。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士。

 子育てに関する悩みをお寄せください。原坂一郎先生が回答します。〈メール〉life@sankei.co.jp

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