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【柴門ふみの人生相談】良い夫のはずが…風俗に狂っていました

イラスト・千葉真
イラスト・千葉真

相談

 50代の結婚30年になる専業主婦。去年、夫の風俗通いを知ってから鬱病になりました。ずいぶん前から月2、3回通っていたようで、携帯を調べると、結婚指輪をはめたまま「行為」する動画も出てきました。

 30年間、年間軽く20回として600回通ったお金。娘よりも若い子との「行為」。私はもらったことのない風俗嬢へのプレゼント。夫の正体を知ったら他人に見えてきて、気持ちが悪いのです。

 子供の学費でお金が必要になると、私は朝と夜、パートを掛け持ちしました。夫が忙しいからと週末は仕方なく母子3人で過ごしました。それでも、このことが分かるまでは、子育てを一緒に楽しんでいる良い夫だと信じ切っていました。

 私は夫にとって、いったい何だったのでしょうか。

回答

 30年間風俗通いの夫を、「気持ち悪い」と感じた50代の相談者の方。これから残りの人生で「気持ち悪い」を払拭すること、何もなかったことにして夫と再び幸せに暮らすことは、かなり不可能に近いと思いますが。

 夫の風俗通いを許せるか?という話題は主婦の間では時々持ち上がります。「気持ちが入っている不倫よりは許せる」という女性もけっこういます。「男だからしようがないんじゃない? 稼ぎのある夫なら目をつぶる」とまで言う人も。けれど、そんな井戸端会議を楽しんでいるのは、大抵夫の浮気を一度も経験したことのない20~30代の妻です。

 私の経験上、夫の浮気を経験した妻はそういう話題になると目を伏せ、険しい表情になります。当事者にしか分からない体に染みついた不快感というものが、確実にあるのですね。

 年に数回の風俗通いならギリギリ許容範囲だと私は考えますが、毎週のように通ってプレゼントまで渡しているようなので、離婚するに値する立派な浮気だと思います。

 良い夫だと信じていたのに裏切られたことの怒りが、相談者の方には一番大きいのだと思います。最初っから女にだらしないスケベ男と思っていれば、これほどまで衝撃を受けなかったはずです。

 「怒る価値無し、嘘つきの助平男」と切り捨てることが心の平安を取り戻す一番の良策です。毎日怒っていては怒りを引きずり続けます。夫の声を聞き、その姿が目に入れば怒りは鎮まりません。相談者の方が家を出ることが難しいのであれば、夫にしばらくの間家を出ていってもらうのはどうでしょうか? 怒りがピークアウトした頃合いを見計らって今後のことを冷静に話し合うのが良いと思います。

回答者

柴門ふみ 漫画家。昭和32年生まれ。代表作は講談社漫画賞の「P.S.元気です、俊平」のほか、「東京ラブストーリー」「恋する母たち」(ともに小学館)など。著書に「そうだ、やっぱり愛なんだ 50歳からの幸福論」(角川文庫)など。故郷の徳島市観光大使も務める。

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 住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記のうえ、相談内容を詳しく書いて、〒100-8078 産経新聞「人生相談 あすへのヒント」係まで。

 〈メール〉life@sankei.co.jp

 〈FAX〉03・3270・2424

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