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【深層リポート】つくば霞ケ浦りんりんロード 3密回避…コロナ過でも人気

「りんりんポート土浦」では専用のラックに自転車を置いて休憩やシャワー利用などができる=茨城県土浦市(篠崎理撮影)
「りんりんポート土浦」では専用のラックに自転車を置いて休憩やシャワー利用などができる=茨城県土浦市(篠崎理撮影)
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 新型コロナウイルスの感染拡大で観光地や観光施設の苦境が続く中、茨城県のサイクリングロード「つくば霞ケ浦りんりんロード」が存在感を示している。コロナ禍にもかかわらず、利用者が増えているのだ。これまで東京圏に近いことや知名度が低いことから、旅行先として選択肢になりにくかったが、コロナ禍で思わぬ人気を集めることになり、地元自治体も将来に期待している。

全長180キロ

 「今日も暑いぞ。倒れないようマイペースでいこう」  「水分はいつもより多めに取ろう。コロナよりも暑さ対策だ」

 8月の週末の午前8時。国内で2番目に大きな湖、霞ケ浦の西端の湖畔にある「りんりんポート土浦」(土浦市川口2丁目)。自転車のメンテナンススペースやシャワーなどを備えた施設だ。出発前のサイクリストたちが集い、コースの確認や暑さ対策など準備に余念がなかった。

 つくば霞ケ浦りんりんロードは、廃止された旧筑波鉄道の線路跡や霞ケ浦湖岸を通る全長約180キロのコース。筑波山周辺と霞ケ浦方面の計14市町を沿線自治体として一体的にPR活動をしている。

 起伏が少ないため、初心者でも走りやすく、筑波山や霞ケ浦を望みながら、四季折々の草花や風景を楽しむことができる。昨年11月に国が指定する「ナショナルサイクルルート」に選ばれ、昨年度の利用者は9万3千人だった。

利用者が増加

 今年度、新型コロナの感染拡大で利用者の減少が懸念されたが、沿線自治体のひとつ土浦市によると、大きな影響はなく、6月からはむしろ増えている。

 同県が国の緊急事態宣言の対象区域になったのは、全国が対象になった4月16日から、39県が解除された5月14日までの約1カ月。この期間、外出自粛要請もあり、りんりんポート土浦もシャワー施設の利用を6月18日まで休止するなどした。しかし、同施設の利用者は6月が1800人(前年1451人)、7月が1805人(同1557人)と、前年より2割前後増えていた。

 市政策企画課は「屋外を走る自転車は3密(密閉、密集、密接)になりにくく、人気が高まっている」のが要因の一つとみている。

 埼玉から訪れた女性会社員(35)は「車で一人で来て、ほかの人と距離を取れば、マスクも不要、コロナの心配もほとんどない。ストレス解消にもなるし、何より健康にいい」と話す。

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